2012年2月27日月曜日

結果発表会の様子

2月22日結果発表会の様子です。アルマジロひだかさんが撮影してくださいました。
「大人力」でおなじみのコラムニスト、石原壮一郎さんの事務所をお借りしました。ちゃぶだいを囲んで、収録開始。大森望さんのシャツが注目を集めてました。

順位のボードと1位に輝いた2作品。

著者の津原泰水さんとジュノ・ディアスさんにはアルマジロひだかさん制作のかわいい編みぐるみトロフィーが授与されます。

Twitter文学賞の発起人・トヨザキ社長。

投票者のみなさん、場所を貸してくださっただけではなく手品まで披露してくださった石原さん、出演者のみなさん、中継してくださったタカギさん&ヨースケさん、編みぐるみの制作からデータのhtml化まで協力してくださったアルマジロひだかさん、集計やボードづくりを担当してくれたノリコ、はち、藤井くん、ありがとうございました!!

第3回Twitter文学賞でまたお会いできたら幸いです。

2012年2月23日木曜日

国内部門第1位・津原泰水さんからの謝辞

第2回Twitter文学賞で見事1位に輝いた『11 eleven』(河出書房新社)。著者の津原泰水さんよりいただいた謝辞です。
津原さん、転載の許可をくださり、ありがとうございます!

謝辞

 読者絶対主義を標榜してきた者にとりまして、たいへん名誉な賞を賜りました。謹んで拝受します。
 ただ申し訳なくも、子供の頃から一度として賞を授かったことがないものですから、頭の中に、こういう瞬間の喜びの回路が形成されておりません。未だ現実感もありません。
 受賞は本人以上に両親が喜ぶものとも伝え聞きますが、残念ながら共にこの世の人ではありません。
 したがいましてこの受賞を、「ひたすら精進せよ」との読者からの御叱咤と捉えますこと、ひとつお許しください。そう考えますと、すこし気が楽になります。


 ひねくれ者と笑われてしまいそうですが、「真の受賞者は読者」との想いも、また禁じえません。
 気が遠くなるほど長い年月にわたり、無冠の作家を支持し続けてくださいました皆様に、あらためて敬意を表させてください。無数の立派な友人に囲まれた、幸運な人生を、ありがとうございます。

 震災直後の、精神的にも物資の面でも厳しい状況において、果敢に本づくりを押し進めてくださった皆様に深謝します。
「読者による文学賞」の設立と維持に尽力なさってきた皆様に、一人の小説読者として深謝します。
 ツイッター文学賞に相応しく、最後に独り言をつぶやかせてください。
「お祖母さん、お父さん、お母さん、冠をいただきました。有難う御座います」

 では、仕事に戻ります。二〇一二年二月吉日 津原泰水拝

第2回Twitter文学賞投票結果

第2回Twitter文学賞の結果が発表になりました! 投票してくださったみなさま、結果発表座談会を視聴してくださったみなさま、ありがとうございます!!

全投票データをhtmlにしました(2月25日)。
協力:アルマジロひだか

国内部門
http://chiko.main.jp/tb_award/jtb2_2.html

海外部門
http://chiko.main.jp/tb_award/wtb2_3.html
※IEでも文字が切れないように修正いたしました(2月27日)

<トップ10 国内>
1位 『11 eleven』津原泰水(河出書房新社)
2位 『こちらあみ子』今村夏子(筑摩書房)
3位 『これはペンです』円城塔(新潮社
4位 『雪の練習生』多和田葉子(新潮社)
5位 『舟を編む』三浦しをん(光文社)
6位 『ワーカーズ・ダイジェスト』津村記久子(集英社)
7位 『人質の朗読会』小川洋子(中央公論新社)
8位 『ジェノサイド』高野和明(角川書店)
8位 『マザーズ』金原ひとみ(新潮社)
9位 『なずな』堀江敏幸(集英社)
9位 『開かせていただき光栄です』皆川博子(早川書房)
10位 『きつねのつき』北野勇作(河出書房新社)

<トップ10 海外>
1位 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス(新潮社)
2位 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン・フォア(NHK出版)
3位 『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ(東京創元社)
4位 『紙の民』サルバドール・プラセンシア(白水社)
5位 『アニマルズ・ピープル』インドラ・シンハ(早川書房)
6位 『忘れられた花園』ケイト・モートン(東京創元社)
6位 『ねじまき少女』パオロ・バチガルピ(早川書房)
6位 『ソーラー』イアン・マキューアン(新潮社)
7位 『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン(早川書房)
8位 『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア(新潮社)
8位 『短くて恐ろしいフィルの時代』ジョージ・ソーンダーズ(角川書店)
8位 『アンダー・ザ・ドーム』スティーヴン・キング(文藝春秋)
8位 『ミステリウム』エリック・マコーマック(国書刊行会)
9位 『都市と都市』チャイナ・ミエヴェル(早川書房)
9位 『チボの狂宴』マリオ・バルガス=リョサ(作品社)
10位 『アンダーワールドUSA』ジェイムズ・エルロイ(文藝春秋)
10位 『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ(白水社)


結果発表座談会
協力:タカギタイキチロウ

2012年2月4日土曜日

TOKYO FM「Blue Ocean」に生出演!

トヨザキ社長が2月6日(月)、TOKYO FM「Blue Ocean」に生出演!
Twitter文学賞についてお話しする予定です。

AM8:40〜9:40の1時間のうちの3〜4パートだそうです。ぜひお聴きください。

2012年2月3日金曜日

千代田区立日比谷図書文化館に!

千代田区立日比谷図書文化館にTwitter文学賞のコーナーをつくっていただきました!3階図書フロアのブルーゾーンというところです。

詳しい投票方法も紹介されていますし、去年の結果もわかります。
2011年に出た新刊小説も並べてあります。
他にも「フィンランドの子どもとポストカード展」とか、都市をテーマにした展示とか、いろいろおもしろいコーナーがありました。お近くのかたはぜひ覗いてみてください。