2012年に出版された翻訳小説リスト、詳細版です。月ごとに出た本の簡単な内容を紹介していきます(奥付降順)。巻数物はひとつにまとめました。書影や価格などもっと詳しい情報を知りたい方はタイトルのリンク先へどうぞ。出版社のサイトが開きます。
・『無慈悲な昼食』エベリオ・ロセーロ著 八重樫克彦・八重樫由貴子訳(作品社)
「タンクレド君、頼みがある。ボトルを持ってきてくれ」地区の人々に昼食を施す教会に、風変わりな飲んべえ神父が突如現われ、表向き穏やかだった日々は風雲急。誰もが本性をむき出しにして、上を下への大騒ぎ! 神父は乱酔して歌い続け、賄い役の老婆らは泥棒猫に復讐を、聖具室係の養女は平修女の服を脱ぎ捨てて絶叫!ガルシア=マルケスの再来との呼び声高いコロンビアの俊英による、リズミカルでシニカルな傑作小説。
・『ロリータ・クラブでラヴソング』 フアン・マルセー著 稲本健二訳(現代企画室)
麻薬・テロ対策で職権乱用で謹慎処分を受けた警察官の兄。娼婦に無垢な愛を捧げる、知的障害をもつ弟。帰郷した兄は、必死に、かつ暴力的に、弟を娼婦から引きはがそうとするが———テロ・移民・暴力を必然的に生み出す社会構造、売春・性・麻薬・カネをめぐって渦巻く欲望。その中を生き抜く人びとは愛に飢え、底知れぬ寂寥感を抱え込んでいる。スペイン現代文学のフロントランナーが描く「現代人の疎外」状況!セルバンテス賞コレクション第8作。
・『異境』 デイヴィッド・マルーフ著 武舎るみ訳(現代企画室)
ときは19世紀半ば、ところはクイーンズランド開拓の最前線。荒削りな自然の猛威にさらされ、人びとが身を寄せあって暮らす辺鄙な町に、アボリジニに育てられた白人の男、ジェミーが現れた。言葉をとりもどし、ヨーロッパの側に帰ろうとするジェミーを、人びとは戸惑いつつも受け入れる。しかし彼の存在は、平穏だった町にやがて大きな亀裂を生みだしていく。異質なふたつの世界の接触と変容を、両者に帰属し両者から疎外される存在を軸に複数の視点から描く現代オーストラリア文学を代表する傑作、待望の邦訳。
・『地図集』 董啓章(トン・カイチョン)著 藤井省三/中島京子訳(河出書房新社)
中国返還前の香港を舞台に、虚実ないまぜの歴史と地理を織りあげることで「もう一つの香港」を創出する長篇「地図集」のほか、ボルヘスやカルヴィーノの衣鉢を継ぐ作家のオリジナル作品集。
・『残念な日々』 ディミトリ・フェルフ著 長山さき訳(新潮社)
何もかも恥ずかしい、僕の過去。父とその親族との、貧しく、滑稽で下品で、あたたかな日々。1972年生まれ、ベルギー・フランダース地方を代表する若手の自伝的小説。
・『月曜日のリスはさびしい(上下)』 カトリーヌ・パンコール著 高野優(監訳)・臼井美子訳(早川書房)
さまざまな事件の記憶に苦しむジョゼフィーヌ。新作小説を書こうとしてはいるものの、なかなか進まない。そんなとき拾ったある日記に励まされるのだが――。フランス人女性が熱狂したエンターテインメント三部作、登場人物がそれぞれの道を歩みはじめる最終巻
・『中性子星の呪縛』 クルト・マール著 嶋田洋一訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ419〕ティフラーは、旧ミュータントのカクタの意識をみずからの体内にとりこんで、アルクル=ベータのある星域をめざした。アルクル=ベータを中性子星からブラックホールに生成する計画が進み、潜入させているコンセプトのケルシュル・ヴァンネとケロスカーたちに危険が迫っていたからだ!
・『ヘルプ 心がつなぐストーリー 上・下』 キャスリン・ストケット著 栗原百代訳(集英社)
1960年代アメリカ、ミシシッピ州。差別的な待遇で雇われている黒人家政婦=ヘルプのインタビュー集を出版し、南部差別社会に一石を投じたい作家志望の若い女性と、その信念を命がけで支え、実際に社会を変えた勇気ある女たちの物語。「もうひとつの『風と共に去りぬ』」と評されたこの小説は全米1130万部の記録的ベストセラーとなり、この春、日本でも一部の人々に熱狂的に支持された。作者の幼なじみによる同名の映画も大ヒット、アカデミー賞助演女優賞受賞。
・『河・岸(かわぎし)』 蘇童(スートン)著 飯塚 容訳(白水社)
文化大革命の時代、父と息子の13年間にわたる船上生活と、少女への恋と性の目覚めを、少年の視点から伝奇的に描く。中国の実力派作家による、哀愁とユーモアが横溢する傑作長篇。マン・アジアン文学賞受賞ほか多数受賞!
・『野蛮なやつら』 ドン・ウィンズロウ著 東江一紀訳(角川書店)
カリフォルニアでマリファナのビジネスで成功していたベンとチョン。だがメキシコの麻薬カルテルが介入し、友人にして二人の恋人オフィーリアが拉致されてしまう。二人は彼女を取り戻すために危険な賭けにでるが--
・『魔法の代償(上・下)』 マーセデス・ラッキー著 細美遙子訳(東京創元社)
国王ランディルの病は、日に日に重くなっていた。そんな国王の苦しみを和らげるために連れてこられたのが、若き〈詩人〉ステフェン。半信半疑の人々の前で彼が歌うと、国王の苦しみがたちまち薄れた。若く魅力的な詩人に、思わず心惹かれるヴァニエル。そしてステフェンも、ヴァニエルに焦がれるようになっていた。ヴァニエルの新たな恋の行方は? ヴァルデマールの将来は? 伝説の〈魔法使者〉ヴァニエルの生涯を描く三部作完結。
・『知りすぎた犬』 キャロル・リーア・ベンジャミン著 阿部里美訳(東京創元社)
たったひと言の遺書を遺して、若く美しいリサは窓から飛び降りた。娘を溺愛していた両親は、どうしても納得がいかず、調査を依頼してきた。リサは秋田犬を飼っていた。自殺だとしたら、どうして犬を見捨てることができたのか? 誰かに殺されたのなら、なぜ忠誠心が強く勇敢な秋田犬が彼女を護らなかったのか? とりあえず私は、犬を預かっているリサの太極拳の師匠に会いにいくことにした。コンビ探偵、アレグザンダー&ダシール。
・『時は老いをいそぐ』 アントニオ・タブッキ著 和田忠彦訳(河出書房新社)
東欧の元諜報部員、ハンガリー動乱で相対した二人の将軍、被爆した国連軍の兵士など、ベルリンの壁崩壊後、黄昏ゆくヨーロッパで自らの記憶と共に生きる人々を静謐な筆致で描いた最新短篇集。
・『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ著 酒寄進一訳(東京創元社)
罪人になるのは簡単なのに、世界は何も変わらない。──ふるさと祭りの最中に突発する、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。秘密結社イルミナティにかぶれる男子寄宿学校生らの、“生け贄”の生徒へのいじめが引き起こす悲劇。何不自由ない暮らしを送る主婦が続ける窃盗事件。弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す。「このミステリーがすごい!」第二位など、年末ベストを総なめにした『犯罪』に比肩する傑作!
・『欲望の裏通り(カイロ三部作)』 ナギーブ・マフフーズ著 塙治夫訳(国書刊行会)
アラブ圏初のノーベル文学賞作家マフフーズの代表作「カイロ三部作」初完訳版の第2部。一家3代にわたる壮大な大河小説で、舞台は1924年から27年までとなる。1922年にエジプトは独立したが、その後も政変は続いていた。第1部で壮年であったアフマドは初老となり、若いザンヌーバを愛人として囲う。男盛りのヤーシーンは、弟の恋人であったマルヤムと再婚したものの、ザンヌーバとの浮気が原因で離婚。理想を追う青年に成長した三男カマールは親友の姉アーイダに恋をするが、彼女はカマールの友人と結婚。失意のカマールは小学校の教師となり、酒と女にふける――。
・『ゴールデン・パラシュート』 デイヴィッド・ハンドラー著 北沢 あかね訳(講談社文庫)
コネティカット州ののどかな村で、ごみ拾いのピートが惨殺された。彼の意外な正体が発覚し、謎はさらに深まる。恋人の女性警官デズとともに、映画評論家ミッチが真相解明に乗り出した。そして、ミッチの手元には、少女売春をリアルに描いた小説が持ち込まれ…。MWA賞作家による人気シリーズ第5弾。
・『第六ポンプ』 パオロ・バチガルピ著 中原尚哉・金子浩訳(早川書房)
環境汚染の影響から、少子化と低知能化が進んだ近未来を描くローカス賞受賞の表題作、ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作『ねじまき少女』と同設定で描かれたスタージョン賞受賞作「カロリーマン」ほか、一〇年代のSF界を担う新鋭が描く全十篇を収録した傑作集
・『冬の灯台が語るとき』 ヨハン・テオリン著 三角和代訳(早川書房)
〈英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞/「ガラスの鍵」賞/スウェーデン推理作家アカデミー賞受賞作〉ヴェスティン一家が島に引っ越して間もなく一人が死に、住みはじめた屋敷でも異変が相次ぐ。そして死者が帰ってくるというクリスマスに、猛吹雪で孤立した屋敷で明らかになる真相とは。三冠に輝いた傑作
・『粛清』 ソフィ・オクサネン著 上野元美訳(早川書房)
フェミナ賞、北欧理事会賞ほか全世界で11の文学賞受賞。エストニアの小村に暮らすアリーダは、ある朝、家の庭に若い女が倒れているのを見つける。また近隣のいやがらせ? 悩みながらもアリーダは衰弱している女ザラを家にあげてしまう。激動の歴史に翻弄される女達の邂逅を描く、フィンランドの新鋭作家の長篇小説
・『脱出空域』 トマス・W・ヤング著 公手成幸訳(早川書房)
「高度を維持せよ。いかなる状況においても上昇および下降を禁じる」そのメッセージを機に何の危険もないはずの輸送任務は一変した。負傷者を空輸する輸送機に爆弾が仕掛けられ、着陸不可能となったのだ。機長のパースンは老朽機を必死に操り、わずかな可能性を求めて苦闘する! 好評『脱出山脈』に続く第2弾
・『エラスムスの迷宮』 C・L・アンダースン著 小野田和子訳(早川書房)
〔ディック賞受賞〕人類居住星域の周縁部に位置し、負債奴隷制を基盤とするエラスムス星系は、戦争の危険がもっとも高いホット・スポットに認定された。守護隊の元野戦指揮官テレーズは、戦争の危機を回避し、盟友ビアンカの謎の死の真相を明らかにすべく、混沌と権謀術数が渦巻くエラスムス星系へと向かうが!?
・『パラダイスの幻影』 フランシス&ヴルチェク著 嶋田洋一訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ418〕テケナーとジェニファーは、ハルト人の宇宙船《フォラ》に乗り、惑星テルツロックの周回軌道上にいた。コルノル・レルツは、ハルト人たちが狂暴化しないようにするため、軌道上からクリスタルを攻撃し、壊滅させようとしている。テケナーは、その攻撃をなんとか止めようとするが……!?
・『恋と革命のモンゴル―自由へ―』 ミャグマルジャヴ・ガンバータル著 石河 信昭訳(ユーフォーブックス)
モンゴルでベストセラーになった本の、初の日本語訳版。 ※版元サイトに情報ないためAmazonにリンク
・『人生と運命 2』 ワシーリー・グロスマン著 齋藤紘一訳(みすず書房)
ウクライナの町から狩り出され、移送列車でユダヤ人絶滅収容所に到着した人々をガス室が待っている。生存者グループに選別されて列から離れる夫に結婚指輪とパンを手渡す妻。移送列車で出会った少年の母親がわりをするうちに、生き残る可能性を捨てて少年とガス室に向かった女性外科医──。赤軍記者として解放直後のトレブリンカ収容所を取材したグロスマンは、ナチ占領下ソヴィエトのホロコーストの実態を最も知る人間だった。グロスマンの生涯をかけた哲学的思考が文学に結晶した圧巻の第二部。
・『農耕詩』 クロード・シモン著 芳川泰久訳(白水社)
フランス革命、第二次世界大戦、スペイン市民戦争――三つの戦争をめぐる〈彼〉らが、二百年にわたり培われてゆく長篇小説。ノーベル文学賞受賞を決定づけた、ヌーヴォー・ロマンの最高傑作。
・『ジェンナ 奇跡を生きる少女』 メアリ・E・ピアソン著 三辺律子訳(小学館)
いつとはわからない近未来を舞台にしたファンタジックな物語です。記憶を無くした少女が記憶を取り戻していくにつれて、自分の存在の秘密を知ることになり葛藤します。自分は誰なのか、どうしてここにいるのか、なぜ何も覚えていないのか……。これは、記憶喪失なのだろうか?それとも、他に理由があるのか……?そこには、近い将来起きるかもしれないこと、絶対ないとは言い切れないことが起きています。特殊な状況におかれたジェンナの物語は、急展開していきます。ミステリーであり、SFであり、思春期の少女の心の動きを描くYAでもあり、生命のあり方を見つめる科学小説でもあり、親子の葛藤をテーマにした家族小説でもあり、切ない恋愛小説でもある、贅沢な一冊です。
・『アメリカ本土空爆指令 上・下』 デイル・ブラウン著 伏見 威蕃訳(扶桑社)
ロシア軍による全面攻撃が米軍に対して開始された。米軍史上、最悪の危機の勃発に闘将はどう反撃するのか。現代アメリカ最高の軍事冒険小説家が贈るハイテク軍事サスペンス!
2012年8月9日木曜日
2012年8月7日火曜日
2012年1月に出版された翻訳小説
2012年に出版された翻訳小説リスト、詳細版です。月ごとに出た本の簡単な内容を紹介していきます(奥付降順)。巻数物はひとつにまとめました。書影や価格などもっと詳しい情報を知りたい方はタイトルのリンク先へどうぞ。出版社のサイトが開きます。
・『ルイユから遠くはなれて』レーモン・クノー著 三ツ堀広一郎訳(水声社)
ボクシングの世界チャンピオン、ローマ教皇、盗賊団の首領、巨大シラミの研究者……ありえたかもしれない無数の人生を夢見、白昼夢にふけるジャック・ロモーヌ。ある時、故郷のルイユを飛び出し……。夢と現実が交錯する、きわめて凡庸できわめて奇想天外な冒険小説。
・『ロスト・シティ・レディオ』ダニエル・アラルコン著 藤井光訳(新潮社)
音信不通になっていた人同士の再会をお膳立てするラジオ番組に、少年がやってくる。ジャングルの村人たちから託された、行方不明者リストを握りしめて。鮮やかな語りで進む、ペルー系アメリカ人作家のデビュー長篇。
・『火焔の鎖』ジム・ケリー著 玉木亨訳(東京創元社)
27年前、米空軍の輸送機が農場に墜落した。この事故で九死に一生を得たマギーは、とっさに乗客の死んだ赤ん坊と自分の息子をすり替えていた。なぜ我が子を手放したのか? 少女の失踪や不法入国者を取材しながら真相を探るドライデンは、拷問された男の死体を見つけてしまい……。大旱魃にあえぐ沼沢地を舞台に、敏腕記者が錯綜する謎を解き明かす。CWA賞受賞作家が贈る傑作。
・『裏返しの男』フレッド・ヴァルガス著 田中千春訳(東京創元社)
アルプス山麓の村で狼の歯形の残る羊の死骸が相次いで発見された。そして喉に巨大な噛み痕のある女牧場主の死体が……。彼女は狼男の存在を主張していた。巨大狼? それとも本当に狼男なのか? カナダ人動物学者と村の住民カミーユは、事件に巻き込まれる。この事件のテレビのニュース映像に、かつての恋人カミーユの姿を見出したアダムスベルグ警視は現地に乗り込ん! 仏ミステリ界の女王の傑作。CWA賞受賞シリーズ第二弾。
・『アイアン・ハウス』ジョン・ハート著 東野さやか訳(早川書房)
孤児院アイアン・ハウスで育ったマイケルとジュリアンの兄弟。兄は殺し屋、弟は作家となり、別々の人生を歩んでいた。だが、マイケルが恋人の妊娠を期に組織を抜けようと決意したとき、孤児院時代の陰惨な過去がふたたび兄弟の命運に暗い影を落とすのだった。兄弟の絆を感動的に描き上げる、エドガー賞二冠作家の新境地
・『パーフェクト・ハンター(上下)』トム・ウッド著 熊谷千寿訳(早川書房)
依頼どおりターゲットを殺した瞬間から、プロの暗殺者ヴィクターは、命を狙われ始めた。続々と襲い来る屈強な敵と戦いながら、彼は首謀者の正体と、その目的を探る。だが、ロシアの対外情報庁SVRも彼の追跡を開始した。世界各地を舞台に繰り広げられる壮絶きわまりない闘い。大型新人が放つ第一級の冒険小説
・『彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート』ジャック・キャンベル著 月岡小穂訳(早川書房)
甘い新婚生活も一カ月しか続かなかった。アライアンス運営委員会から二人のもとに出頭命令が届いたからだ。ナバーロ議長によって、大佐から元帥への再昇進を告げられたギアリーは、謎の異星種族探索のため、増強された艦隊を率いて、シンディック宙域の向こうにある異星人宙域をめざす! そしてその深部で……。
・『アダムス再登場』クナイフェル&ヴルチェク著 赤坂桃子訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ417〕嵐の夜、荒れはてたテラニア・シティを歩くひとりの男の姿があった。それは、もと太陽系帝国の経済財務相アダムスだった。地球に秩序をとりもどすため、“それ”により、コンセプトとして送りだされたのである。だが、なぜかアダムスは自分の肉体をうまくコントロールできなかった……
・『プロゴルファー リーの事件スコア2 悪夢の優勝カップ』アーロン&シャーロット・エルキンズ著 寺尾まち子訳(集英社)
賞金ランキング98位、ジリ貧生活を送る女子プロゴルファー、リー・オフステッドに信じられないことが起きていた。放つショットは全て理想的な弾道を描き、ツアー初優勝も見えてきた! と、その時。コース内で倒れていた男を助けようとしたばかりに初優勝は夢と消え、続いて毒殺事件に巻き込まれ……。試合の陰で、一体何が起きているの? ゴルフ中継の裏事情も垣間見える、エドガー賞受賞作家による好評ゴルフ・ミステリシリーズ第2弾!
・『ジーヴスとねこさらい (ウッドハウス・コレクション)』著 森村たまき訳(国書刊行会)
ウッドハウス最後の長篇小説、本邦初訳。天才執事ジーヴス最後の事件。《ジーヴス・シリーズ》全14冊、ついに完訳。
・『夢の賜物』スーザン・ソンタグ著 木幡和枝訳(河出書房新社)
20世紀アメリカを代表する知識人スーザン・ソンタグのデビュー作。あの夢は、私の初めての過激な行為だった―――ささやかな野望と、清冽な真摯さ。大反響を呼んだ日記『私は生まれなおしている』執筆時に発表された小説。シリアスな文体、キャンプな感性。
・『小説 遊牧民』イリヤス・エセンベルリン著 加藤 九祚訳(東海大学出版会)
カザフ現代文学の最高峰とされる『遊牧民』より、第一部「呪力の剣」を全訳する。帳ハン国の崩壊により、混乱を極めるキプチャク大草原の中から、遊牧国家カザフが建国されるまでの一大叙事詩。
・『水の血脈』マリーナ・フィオラート著 酒井裕美訳(ヴィレッジブックス)
17世紀、ヴェネツィアに比類なき技をもつガラス職人がいた。当時ムラーノ島で作られるガラス製品は共和国の宝であり、その製法は門外不出、ガラス職人は生涯島を出ることを許されなかった─―。現在、英国で暮らすレオノーラは離婚を機に、亡き父の故郷ヴェネツィアでガラス職人として生きることを決めた。祖先コラディーノ・マニンは今も語り継がれるムラーノ島屈指の名匠だった。その名のおかげでガラス工房に職を得るが、仕事仲間はマニンの子孫と知るや彼女を拒絶する。彼女の知らないコラディーノの秘密とは? 警官アレッサンドロと共に彼女は自分のルーツを、謎めいた祖先の過去を辿りはじめるが……。
・『真鍮の評決 上・下』マイクル・コナリー著 古沢嘉通訳(講談社)
リンカーン弁護士がボッシュ刑事と組む! あのミッキー・ハラーが帰ってきた。殺されたライバル弁護士の謎と大物プロデューサーの殺人容疑をはらすべく。ハラーにつきまとうボッシュ。その目的はなにか?
・『人生と運命 1』ワシーリー・グロスマン著 齋藤紘一訳(みすず書房)
20世紀ロシア文学の最高峰。第二次世界大戦で最大の激闘、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐって展開する叙事詩的歴史小説(全三部)。兵士・科学者・農民・捕虜・聖職者・革命家などの架空人物、ヒトラー、スターリン、アイヒマン、独軍・赤軍の将校などの実在人物が混ざりあい、ひとつの時代が圧倒的迫力で文学世界に再現される。
・『冬の眠り』アン・マイクルズ著 黒原敏行訳(早川書房)
切り出される神殿、水に沈む町、遠い過去に失われた人々とその記憶──若い夫妻がエジプトやカナダで目にした喪失のかたちは、寄りそうふたりのあいだに静かに入り込んでくる……。『儚い光』のオレンジ賞受賞作家が十三年の沈黙を経て発表した至高の文芸長篇。
・『分子変形能力者の基地』H・G・エーヴェルス著 五十嵐洋訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ416〕ガヌール銀河で暗躍をつづける分子変形能力者は、青色巨星をめぐる隕石片にしか見えない作戦基地に潜んでいた。テラナーがメダイロン星系からフルクース艦隊を撤退させ、地球から小陛下を退去させたと知った分子変形能力者は、その真相を探るべく二名をテラナーのもとに潜入させるが!?
・『ラメント──妖精の騎士に捧げる哀歌──』マギー・スティーフベーター著 武富博子訳(東京創元社)
もうこんなのいや。人前で演奏しようとするたびに気分が悪くなる。コンクールでの演奏を前に緊張のあまりもどしてしまったディアドラ。彼女を助けてくれたのは、昨夜の夢に出てきた不思議な若者ルークだった。魔法にかけられたように導かれるまま舞台にあがったディアドラ。美しい容姿に謎めいた雰囲気。ルークの出現を機に彼女の周辺で不気味なことが起こり始める。アイルランドの音楽と伝承に彩られたロマンティックファンタジー。
・『贋作に明日はない』ヘイリー・リンド著 岩田佳代子訳(東京創元社)
サンフランシスコの高級画廊のオープニングで、展示品からぶら下がる作家本人の死体を見つけたアニー。彼はアニーの父母の昔馴染だった。そのころ隣の美術館では、友人がシャガールの絵画盗難の容疑をかけられていた。不審な男たちと関わる母を心配しつつ友人を助けるため絵画泥棒と取引したアニーは、上流階級のパーティに出かけるはめになる。だが、そこには数多くの巨匠の作品があった。芸術とロマンスとスリルあふれる第二作。
・『黒猫ルーイとロマンス作家の秘密』キャロル・ネルソン・ダグラス著 甲斐理恵子訳(武田ランダムハウスジャパン)
ロマンス小説愛好家の集まりで美形男性モデルが殺された! 華やかな世界にはやっぱり裏が? 米国でロングセラー、黒猫探偵のコージー・ミステリ第5弾!
・『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ著 八重樫克彦・八重樫由貴子訳(作品社)
50年代ペルー、60年代パリ、70年代ロンドン、80年代マドリッド、そして東京……。世界各地の大都市を舞台に、ひとりの男がひとりの女に捧げた、40年に及ぶ濃密かつ凄絶な愛の軌跡。ノーベル文学賞受賞作家が描き出す、あまりにも壮大な恋愛小説。
・『デッド・オア・アライヴ 3 4』トム・クランシー著 田村源二訳(新潮社)
ウマイヤ革命評議会を率いる史上最強のテロリスト、アミールの目的はいったいなんなのか。核の脅威までちらつく中、伝説的なベテランたちも加わった〈ザ・キャンパス〉の精鋭は必死の情報分析を行っていた。やがて明らかになる驚愕の計画――「同時多発テロ」ならぬ「時間差頻発テロ」の恐怖とは。アミールの最終作戦は起動してしまうのか? 緊張感が極限まで高まってゆく……。
・『ルイユから遠くはなれて』レーモン・クノー著 三ツ堀広一郎訳(水声社)
ボクシングの世界チャンピオン、ローマ教皇、盗賊団の首領、巨大シラミの研究者……ありえたかもしれない無数の人生を夢見、白昼夢にふけるジャック・ロモーヌ。ある時、故郷のルイユを飛び出し……。夢と現実が交錯する、きわめて凡庸できわめて奇想天外な冒険小説。
・『ロスト・シティ・レディオ』ダニエル・アラルコン著 藤井光訳(新潮社)
音信不通になっていた人同士の再会をお膳立てするラジオ番組に、少年がやってくる。ジャングルの村人たちから託された、行方不明者リストを握りしめて。鮮やかな語りで進む、ペルー系アメリカ人作家のデビュー長篇。
・『火焔の鎖』ジム・ケリー著 玉木亨訳(東京創元社)
27年前、米空軍の輸送機が農場に墜落した。この事故で九死に一生を得たマギーは、とっさに乗客の死んだ赤ん坊と自分の息子をすり替えていた。なぜ我が子を手放したのか? 少女の失踪や不法入国者を取材しながら真相を探るドライデンは、拷問された男の死体を見つけてしまい……。大旱魃にあえぐ沼沢地を舞台に、敏腕記者が錯綜する謎を解き明かす。CWA賞受賞作家が贈る傑作。
・『裏返しの男』フレッド・ヴァルガス著 田中千春訳(東京創元社)
アルプス山麓の村で狼の歯形の残る羊の死骸が相次いで発見された。そして喉に巨大な噛み痕のある女牧場主の死体が……。彼女は狼男の存在を主張していた。巨大狼? それとも本当に狼男なのか? カナダ人動物学者と村の住民カミーユは、事件に巻き込まれる。この事件のテレビのニュース映像に、かつての恋人カミーユの姿を見出したアダムスベルグ警視は現地に乗り込ん! 仏ミステリ界の女王の傑作。CWA賞受賞シリーズ第二弾。
・『アイアン・ハウス』ジョン・ハート著 東野さやか訳(早川書房)
孤児院アイアン・ハウスで育ったマイケルとジュリアンの兄弟。兄は殺し屋、弟は作家となり、別々の人生を歩んでいた。だが、マイケルが恋人の妊娠を期に組織を抜けようと決意したとき、孤児院時代の陰惨な過去がふたたび兄弟の命運に暗い影を落とすのだった。兄弟の絆を感動的に描き上げる、エドガー賞二冠作家の新境地
・『パーフェクト・ハンター(上下)』トム・ウッド著 熊谷千寿訳(早川書房)
依頼どおりターゲットを殺した瞬間から、プロの暗殺者ヴィクターは、命を狙われ始めた。続々と襲い来る屈強な敵と戦いながら、彼は首謀者の正体と、その目的を探る。だが、ロシアの対外情報庁SVRも彼の追跡を開始した。世界各地を舞台に繰り広げられる壮絶きわまりない闘い。大型新人が放つ第一級の冒険小説
・『彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート』ジャック・キャンベル著 月岡小穂訳(早川書房)
甘い新婚生活も一カ月しか続かなかった。アライアンス運営委員会から二人のもとに出頭命令が届いたからだ。ナバーロ議長によって、大佐から元帥への再昇進を告げられたギアリーは、謎の異星種族探索のため、増強された艦隊を率いて、シンディック宙域の向こうにある異星人宙域をめざす! そしてその深部で……。
・『アダムス再登場』クナイフェル&ヴルチェク著 赤坂桃子訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ417〕嵐の夜、荒れはてたテラニア・シティを歩くひとりの男の姿があった。それは、もと太陽系帝国の経済財務相アダムスだった。地球に秩序をとりもどすため、“それ”により、コンセプトとして送りだされたのである。だが、なぜかアダムスは自分の肉体をうまくコントロールできなかった……
・『プロゴルファー リーの事件スコア2 悪夢の優勝カップ』アーロン&シャーロット・エルキンズ著 寺尾まち子訳(集英社)
賞金ランキング98位、ジリ貧生活を送る女子プロゴルファー、リー・オフステッドに信じられないことが起きていた。放つショットは全て理想的な弾道を描き、ツアー初優勝も見えてきた! と、その時。コース内で倒れていた男を助けようとしたばかりに初優勝は夢と消え、続いて毒殺事件に巻き込まれ……。試合の陰で、一体何が起きているの? ゴルフ中継の裏事情も垣間見える、エドガー賞受賞作家による好評ゴルフ・ミステリシリーズ第2弾!
・『ジーヴスとねこさらい (ウッドハウス・コレクション)』著 森村たまき訳(国書刊行会)
ウッドハウス最後の長篇小説、本邦初訳。天才執事ジーヴス最後の事件。《ジーヴス・シリーズ》全14冊、ついに完訳。
・『夢の賜物』スーザン・ソンタグ著 木幡和枝訳(河出書房新社)
20世紀アメリカを代表する知識人スーザン・ソンタグのデビュー作。あの夢は、私の初めての過激な行為だった―――ささやかな野望と、清冽な真摯さ。大反響を呼んだ日記『私は生まれなおしている』執筆時に発表された小説。シリアスな文体、キャンプな感性。
・『小説 遊牧民』イリヤス・エセンベルリン著 加藤 九祚訳(東海大学出版会)
カザフ現代文学の最高峰とされる『遊牧民』より、第一部「呪力の剣」を全訳する。帳ハン国の崩壊により、混乱を極めるキプチャク大草原の中から、遊牧国家カザフが建国されるまでの一大叙事詩。
・『水の血脈』マリーナ・フィオラート著 酒井裕美訳(ヴィレッジブックス)
17世紀、ヴェネツィアに比類なき技をもつガラス職人がいた。当時ムラーノ島で作られるガラス製品は共和国の宝であり、その製法は門外不出、ガラス職人は生涯島を出ることを許されなかった─―。現在、英国で暮らすレオノーラは離婚を機に、亡き父の故郷ヴェネツィアでガラス職人として生きることを決めた。祖先コラディーノ・マニンは今も語り継がれるムラーノ島屈指の名匠だった。その名のおかげでガラス工房に職を得るが、仕事仲間はマニンの子孫と知るや彼女を拒絶する。彼女の知らないコラディーノの秘密とは? 警官アレッサンドロと共に彼女は自分のルーツを、謎めいた祖先の過去を辿りはじめるが……。
・『真鍮の評決 上・下』マイクル・コナリー著 古沢嘉通訳(講談社)
リンカーン弁護士がボッシュ刑事と組む! あのミッキー・ハラーが帰ってきた。殺されたライバル弁護士の謎と大物プロデューサーの殺人容疑をはらすべく。ハラーにつきまとうボッシュ。その目的はなにか?
・『人生と運命 1』ワシーリー・グロスマン著 齋藤紘一訳(みすず書房)
20世紀ロシア文学の最高峰。第二次世界大戦で最大の激闘、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐって展開する叙事詩的歴史小説(全三部)。兵士・科学者・農民・捕虜・聖職者・革命家などの架空人物、ヒトラー、スターリン、アイヒマン、独軍・赤軍の将校などの実在人物が混ざりあい、ひとつの時代が圧倒的迫力で文学世界に再現される。
・『冬の眠り』アン・マイクルズ著 黒原敏行訳(早川書房)
切り出される神殿、水に沈む町、遠い過去に失われた人々とその記憶──若い夫妻がエジプトやカナダで目にした喪失のかたちは、寄りそうふたりのあいだに静かに入り込んでくる……。『儚い光』のオレンジ賞受賞作家が十三年の沈黙を経て発表した至高の文芸長篇。
・『分子変形能力者の基地』H・G・エーヴェルス著 五十嵐洋訳(早川書房)
〔ローダン・シリーズ416〕ガヌール銀河で暗躍をつづける分子変形能力者は、青色巨星をめぐる隕石片にしか見えない作戦基地に潜んでいた。テラナーがメダイロン星系からフルクース艦隊を撤退させ、地球から小陛下を退去させたと知った分子変形能力者は、その真相を探るべく二名をテラナーのもとに潜入させるが!?
・『ラメント──妖精の騎士に捧げる哀歌──』マギー・スティーフベーター著 武富博子訳(東京創元社)
もうこんなのいや。人前で演奏しようとするたびに気分が悪くなる。コンクールでの演奏を前に緊張のあまりもどしてしまったディアドラ。彼女を助けてくれたのは、昨夜の夢に出てきた不思議な若者ルークだった。魔法にかけられたように導かれるまま舞台にあがったディアドラ。美しい容姿に謎めいた雰囲気。ルークの出現を機に彼女の周辺で不気味なことが起こり始める。アイルランドの音楽と伝承に彩られたロマンティックファンタジー。
・『贋作に明日はない』ヘイリー・リンド著 岩田佳代子訳(東京創元社)
サンフランシスコの高級画廊のオープニングで、展示品からぶら下がる作家本人の死体を見つけたアニー。彼はアニーの父母の昔馴染だった。そのころ隣の美術館では、友人がシャガールの絵画盗難の容疑をかけられていた。不審な男たちと関わる母を心配しつつ友人を助けるため絵画泥棒と取引したアニーは、上流階級のパーティに出かけるはめになる。だが、そこには数多くの巨匠の作品があった。芸術とロマンスとスリルあふれる第二作。
・『黒猫ルーイとロマンス作家の秘密』キャロル・ネルソン・ダグラス著 甲斐理恵子訳(武田ランダムハウスジャパン)
ロマンス小説愛好家の集まりで美形男性モデルが殺された! 華やかな世界にはやっぱり裏が? 米国でロングセラー、黒猫探偵のコージー・ミステリ第5弾!
・『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ著 八重樫克彦・八重樫由貴子訳(作品社)
50年代ペルー、60年代パリ、70年代ロンドン、80年代マドリッド、そして東京……。世界各地の大都市を舞台に、ひとりの男がひとりの女に捧げた、40年に及ぶ濃密かつ凄絶な愛の軌跡。ノーベル文学賞受賞作家が描き出す、あまりにも壮大な恋愛小説。
・『デッド・オア・アライヴ 3 4』トム・クランシー著 田村源二訳(新潮社)
ウマイヤ革命評議会を率いる史上最強のテロリスト、アミールの目的はいったいなんなのか。核の脅威までちらつく中、伝説的なベテランたちも加わった〈ザ・キャンパス〉の精鋭は必死の情報分析を行っていた。やがて明らかになる驚愕の計画――「同時多発テロ」ならぬ「時間差頻発テロ」の恐怖とは。アミールの最終作戦は起動してしまうのか? 緊張感が極限まで高まってゆく……。
2012年8月6日月曜日
2012年夏休み企画
第3回Twitter文学賞の投票は2013年2月の予定ですが、夏休み企画として、2012年上半期に出た新刊小説の情報を集めたいと思います! 読んでおもしろかった本をどんどんつぶやいてください。
以下にログを保存します。
http://favolog.org/tb_award
【ツイートの方法】
奥付が2012年1月1日から2012年6月30日の国内・海外小説(単行本の文庫化・新訳復刊は除く)から、読んで面白いと思った作品を挙げてください。
小説でさえあればジャンルの別は問いません。ランキングは出しませんので、ひとり何作でも挙げてくださってけっこうです。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、簡単に感想を書き、スペースをあけてから国内の場合は「#tb国内」、海外の場合は「#tb海外」を記してツイートしてください。※tbは半角でお願いします。
※ハッシュタグをつけても反映されない場合は @tb_award までリプライをお願いします。
【ツイート例】
津原泰水『11 eleven』(河出書房新社)三浦しをんも「完璧。」と絶賛する傑作短編集。 #tb国内
ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(新潮社)マジックリアリズムとオタク文化が激突する、新世紀アメリカの青春小説。#tb海外
【収集期間】
2012年8月6日~8月31日
以下にログを保存します。
http://favolog.org/tb_award
【ツイートの方法】
奥付が2012年1月1日から2012年6月30日の国内・海外小説(単行本の文庫化・新訳復刊は除く)から、読んで面白いと思った作品を挙げてください。
小説でさえあればジャンルの別は問いません。ランキングは出しませんので、ひとり何作でも挙げてくださってけっこうです。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、簡単に感想を書き、スペースをあけてから国内の場合は「#tb国内」、海外の場合は「#tb海外」を記してツイートしてください。※tbは半角でお願いします。
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【ツイート例】
津原泰水『11 eleven』(河出書房新社)三浦しをんも「完璧。」と絶賛する傑作短編集。 #tb国内
ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(新潮社)マジックリアリズムとオタク文化が激突する、新世紀アメリカの青春小説。#tb海外
【収集期間】
2012年8月6日~8月31日
2012年7月22日日曜日
2012年上半期に出版された翻訳小説リスト(7月21日更新版)
版元さんにご協力をお願いして、上半期に出された翻訳小説(初訳のみ)の一覧を作成してみました。 随時加筆修正しながら、内容紹介なども追加していきたいと思います。
※奥付の発行日順に並んでいます。
※8月6日4点追加
※8月6日サイモン・ベケット『骨の刻印』(ヴィレッジブックス)、シャーレイン・ハリス『トゥルーブラッド10』(ソフトバンククリエイティブ)、M・C・ビートン『アガサ・レーズンの困った料理』(原書房)が抜けているとご指摘あり。
※8月7日 東京創元社のレオ・ブルース『死の扉』は新訳なので外す。
※奥付の発行日順に並んでいます。
※8月6日4点追加
※8月6日サイモン・ベケット『骨の刻印』(ヴィレッジブックス)、シャーレイン・ハリス『トゥルーブラッド10』(ソフトバンククリエイティブ)、M・C・ビートン『アガサ・レーズンの困った料理』(原書房)が抜けているとご指摘あり。
※8月7日 東京創元社のレオ・ブルース『死の扉』は新訳なので外す。
タイトル | 著者 | 訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|
デッド・オア・アライヴ 3 | トム・クランシー | 田村源二 | 新潮社 |
デッド・オア・アライヴ 4 | トム・クランシー | 田村源二 | 新潮社 |
悪い娘の悪戯 | マリオ・バルガス=リョサ | 八重樫克彦・八重樫由貴子 | 作品社 |
黒猫ルーイとロマンス作家の秘密 | キャロル・ネルソン・ダグラス | 甲斐理恵子 | 武田ランダムハウスジャパン |
贋作に明日はない | ヘイリー・リンド | 岩田佳代子 | 東京創元社 |
ラメント──妖精の騎士に捧げる哀歌── | マギー・スティーフベーター | 武富博子 | 東京創元社 |
分子変形能力者の基地 | H・G・エーヴェルス | 五十嵐洋 | 早川書房 |
冬の眠り | アン・マイクルズ | 黒原敏行 | 早川書房 |
人生と運命 1 | ワシーリー・グロスマン | 齋藤紘一 | みすず書房 |
真鍮の評決 上 | マイクル・コナリー | 古沢嘉通 | 講談社 |
真鍮の評決 下 | マイクル・コナリー | 古沢嘉通 | 講談社 |
水の血脈 | マリーナ・フィオラート | 酒井裕美 | ヴィレッジブックス |
小説 遊牧民 | イリヤス・エセンベルリン | 加藤 九祚 | 東海大学出版会 |
夢の賜物 | スーザン・ソンタグ | 木幡和枝 | 河出書房新社 |
ジーヴスとねこさらい (ウッドハウス・コレクション) | P・G・ウッドハウス | 森村たまき | 国書刊行会 |
プロゴルファー リーの事件スコア2 悪夢の優勝カップ | アーロン&シャーロット・エルキンズ | 寺尾まち子 | 集英社 |
アダムス再登場 | クナイフェル&ヴルチェク | 赤坂桃子 | 早川書房 |
彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート | ジャック・キャンベル | 月岡小穂 | 早川書房 |
パーフェクト・ハンター(上下) | トム・ウッド | 熊谷千寿 | 早川書房 |
アイアン・ハウス | ジョン・ハート | 東野さやか | 早川書房 |
死の扉 | レオ・ブルース | 小林晋 | 東京創元社 |
裏返しの男 | フレッド・ヴァルガス | 田中千春 | 東京創元社 |
火焔の鎖 | ジム・ケリー | 玉木亨 | 東京創元社 |
ロスト・シティ・レディオ | ダニエル・アラルコン | 藤井光 | 新潮社 |
ルイユから遠くはなれて | レーモン・クノー | 三ツ堀広一郎 | 水声社 |
アメリカ本土空爆指令 上・下 | デイル・ブラウン | 伏見 威蕃 | 扶桑社 |
ジェンナ 奇跡を生きる少女 | メアリ・E・ピアソン | 三辺律子 | 小学館 |
農耕詩 | クロード・シモン | 芳川泰久 | 白水社 |
人生と運命 2 | ワシーリー・グロスマン | 齋藤紘一 | みすず書房 |
恋と革命のモンゴル―自由へ― | ミャグマルジャヴ・ガンバータル | 石河 信昭 | ユーフォーブックス |
パラダイスの幻影 | フランシス&ヴルチェク | 嶋田洋一 | 早川書房 |
エラスムスの迷宮 | C・L・アンダースン | 小野田和子 | 早川書房 |
脱出空域 | トマス・W・ヤング | 公手成幸 | 早川書房 |
粛清 | ソフィ・オクサネン | 上野元美 | 早川書房 |
冬の灯台が語るとき | ヨハン・テオリン | 三角和代 | 早川書房 |
第六ポンプ | パオロ・バチガルピ | 中原尚哉・金子浩 | 早川書房 |
ゴールデン・パラシュート | デイヴィッド・ハンドラー | 北沢 あかね | 講談社 |
欲望の裏通り(カイロ三部作) | ナギーブ・マフフーズ | 塙治夫 | 国書刊行会 |
罪悪 | フェルディナント・フォン・シーラッハ | 酒寄進一 | 東京創元社 |
時は老いをいそぐ | アントニオ・タブッキ | 和田忠彦 | 河出書房新社 |
知りすぎた犬 | キャロル・リーア・ベンジャミン | 阿部里美 | 東京創元社 |
魔法の代償(上) | マーセデス・ラッキー | 細美遙子 | 東京創元社 |
魔法の代償(下) | マーセデス・ラッキー | 細美遙子 | 東京創元社 |
野蛮なやつら | ドン・ウィンズロウ | 東江一紀 | 角川書店 |
河・岸(かわぎし) | 蘇童(スートン) | 飯塚 容 | 白水社 |
ヘルプ 心がつなぐストーリー | キャスリン・ストケット | 栗原百代 | 集英社 |
中性子星の呪縛 | クルト・マール | 嶋田洋一 | 早川書房 |
月曜日のリスはさびしい(上下) | カトリーヌ・パンコール | 高野優(監訳)・臼井美子 | 早川書房 |
残念な日々 | ディミトリ・フェルフ | 長山さき | 新潮社 |
地図集 | 董啓章(トン・カイチョン) | 藤井省三/中島京子 | 河出書房新社 |
異境 | デイヴィッド・マルーフ | 武舎るみ | 現代企画室 |
ロリータ・クラブでラヴソング | フアン・マルセー | 稲本健二 | 現代企画室 |
無慈悲な昼食 | エベリオ・ロセーロ | 八重樫克彦・八重樫由貴子 | 作品社 |
顔をなくした男〔上〕 | ブライアン・フリーマントル | 戸田裕之 | 新潮社 |
顔をなくした男〔下〕 | ブライアン・フリーマントル | 戸田裕之 | 新潮社 |
長崎パパ | ク・ヒョソ | ユン・ヨンスク | クオン |
人生と運命 3 | ワシーリー・グロスマン | 齋藤紘一 | みすず書房 |
主婦に捧げる犯罪 書下ろしミステリ傑作選 | クリスティン・マシューズ(編) | 田口俊樹 | 武田ランダムハウスジャパン |
朝食のおいしいB&B4 海賊の秘宝と波に消えた恋人 | カレン・マキナニー | 上條ひろみ | 武田ランダムハウスジャパン |
澄みわたる大地 | カルロス・フエンテス | 寺尾隆吉 | 現代企画室 |
明日は遠すぎて | チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ | くぼたのぞみ | 河出書房新社 |
コンセプトの大祭典 | マール&フォルツ | 林啓子 | 早川書房 |
ミステリアス・ショーケース | デイヴィッド・ゴードン・他 | 早川書房編集部・編 | 早川書房 |
サクソンの司教冠 | ピーター・トレメイン | 甲斐萬里江 | 東京創元社 |
修道院の第二の殺人 | アランナ・ナイト | 法村里絵 | 東京創元社 |
ヒマラヤの黄金人を追え! 上・下 | クライブ・カッスラー、グラント・ブラックウッド | 棚橋 志行 | ソフトバンククリエイティブ |
マシューズ家の毒 | ジョージェット・ヘイヤー | 猪俣美江子 | 東京創元社 |
ミラー衛星衝突 上 | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 東京創元社 |
ミラー衛星衝突 下 | ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 東京創元社 |
ガラス世界 | ダールトン&フランシス | 五十嵐洋 | 早川書房 |
王都の二人組 | マイケル・J・サリヴァン | 矢口悟 | 早川書房 |
リスボンへの夜行列車 | パスカル・メルシエ | 浅井晶子 | 早川書房 |
居心地の悪い部屋 | ブライアン・エヴンソンほか | 岸本佐知子 | 角川書店 |
ホーンズ 角 | ジョー・ヒル | 白石 朗 | 小学館 |
優しい幽霊7 ディミティおばさまと貴族館の脅迫状 | ナンシー・アサートン | 朝月千晶 | 武田ランダムハウスジャパン |
極北 | マーセル・セロー | 村上春樹 | 中央公論新社 |
ミツバチたちのとんだ災難 | ハンナ・リード | 立石光子 | 原書房 |
名探偵のキッシュをひとつ | エイヴリー・エイムズ | 赤尾秀子 | 原書房 |
灰色の季節をこえて | ジェラルディン・ブルックス | 高山真由美 | 武田ランダムハウスジャパン |
結婚は殺人の現場 | エレイン・ヴィエッツ | 中村有希 | 東京創元社 |
仮面の貴族 1 | ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
仮面の貴族 2 | ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
仮面の貴族 3 | ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
インフォメーショニスト上・潜入篇 | テイラー・スティーヴンス | 北沢 あかね | 講談社 |
インフォメーショニスト下・死闘篇 | テイラー・スティーヴンス | 北沢 あかね | 講談社 |
早熟な夢想家 | フランシス&エーヴェルス | 渡辺広佐 | 早川書房 |
若き少尉の初陣 | グレアム・シャープ・ポール | 金子浩 | 早川書房 |
夜のサーカス | エリン・モーゲンスターン | 宇佐川晶子 | 早川書房 |
アイ・コレクター | セバスチャン・フィツェック | 小津薫 | 早川書房 |
サイバラバード・デイズ | イアン・マクドナルド | 下楠昌哉・中村仁美 | 早川書房 |
アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う | ゲイル・キャリガー | 川野靖子 | 早川書房 |
キラー・エリート | ラヌルフ・ファインズ | 横山啓明 | 早川書房 |
俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 | ゾーシチェンコ | ロシア文学翻訳グループ クーチカ | 群像社 |
墓地の書 | サムコ・ターレ | 木村英明 | 松籟社 |
通信教育探偵ファイロ・ガッブ | エリス・パーカー・バトラー | 平山雄一 | 国書刊行会 |
ロブロィエクの娘 | マウゴジャタ・ムシェロヴィチ | 田村和子 | 未知谷 |
死を哭く鳥 エリカ&パトリック事件簿 | カミラ・レックバリ | 富山クラーソン陽子 | 集英社 |
ラール人の逃避行 | クナイフェル&ヴルチェク | 赤坂桃子 | 早川書房 |
マイクロワールド(上下) | M・クライトン&R・プレストン | 酒井昭伸 | 早川書房 |
LAヴァイス | トマス・ピンチョン | 栩木玲子+佐藤良明 | 新潮社 |
大追跡 上・下 | クライブ・ カッスラー | 土屋晃 | 扶桑社 |
ナンシーの謎の手紙 | キャロリン・キーン | 渡辺庸子 | 東京創元社 |
迷走パズル | パトリック・クェンティン | 白須清美 | 東京創元社 |
殺す鳥 | ジョアンナ・ハインズ | 神林美和 | 東京創元社 |
フランクを始末するには | アントニー・マン | 玉木亨 | 東京創元社 |
空山 | 阿来(アーライ) | 山口守 | 勉誠出版 |
黄金時代 | 王小波(ワン・シャオポー) | 桜庭ゆみ子 | 勉誠出版 |
小陶一家の農村生活 | 韓東(ハン・トン) | 飯塚容 | 勉誠出版 |
離婚指南 | 蘇童(スートン) | 竹内良雄・堀内利恵 | 勉誠出版 |
神木 | 劉慶邦(リュウ・チンバン) | 渡辺新一・立松昇一 | 勉誠出版 |
ティンカーズ | ポール・ハーディング | 小竹由美子 | 白水社 |
暴行 | ライアン・デイヴィッド・ヤーン | 田口俊樹 | 新潮社 |
二人のキャプテン | ヴェニアミン・カヴェーリン | 入谷 郷 | 郁朋社 |
信じてほしい | ピーター・レナード | 濱野大道 | 武田ランダムハウスジャパン |
午前二時のグレーズドーナツ | ジェシカ・ベック | 山本やよい | 原書房 |
アトリックス・ウルフの呪文書 | パトリシア・A・マキリップ | 原島文世 | 東京創元社 |
連環宇宙 | ロバート・チャールズ・ウィルスン | 茂木健 | 東京創元社 |
最高の人生の見つけ方 | トリップ・ボウデン | 東江 一紀 | 日本実業出版 |
野性の蜜 キローガ短編集成 | オラシオ・キローガ | 甕由己夫 | 国書刊行会 |
ぼくが逝った日 | ミシェル・ロスタン | 田久保麻理 | 白水社 |
最終要塞タイタン | エーヴェルス&マール | 増田久美子 | 早川書房 |
月面の聖戦 1 下士官の使命 | ジャック・キャンベル | 月岡小穂 | 早川書房 |
ボーンシェイカー ぜんまい仕掛けの都市 | シェリー・プリースト | 市田泉 | 早川書房 |
尋問請負人 | マーク・アレン・スミス | 山中朝晶 | 早川書房 |
ワン・デイ(上下) | デイヴィッド・ニコルズ | 川副智子 | 早川書房 |
死せる獣―殺人捜査課シモンスン― | ロデ&セーアン・ハマ | 松永りえ | 早川書房 |
裁きの曠野 | シー.ジェイ・ボックス | 野口 百合子 | 講談社 |
夜明け (カイロ三部作) | ナギーブ・マフフーズ | 塙治夫 | 国書刊行会 |
三十三本の歯 | コリン・コッタリル | 雨沢泰 | ヴィレッジブックス |
ワールズ・エンド | マーク・チャドボーン | 木村京子 | 国書刊行会 |
一枚のめぐり逢い | ニコラス・スパークス | 雨沢 泰 | ソフトバンククリエイティブ |
レッド・ドラゴン侵攻!第3部 米中開戦前夜 | ラリー・ボンド | 伏見 威蕃 | 二見文庫 |
プロゴルファー リーの事件スコア3 邪悪なグリーン | アーロン&シャーロット・エルキンズ | 寺尾まち子 | 集英社 |
バルディオク | マール&フォルツ | 五十嵐洋 | 早川書房 |
アンサンブル | サラ・パレツキー | 山本やよい | 早川書房 |
いばらの秘剣 1 竜の玉座 | タッド・ウィリアムズ | 金子司 | 早川書房 |
森の奥へ | ベンジャミン・パーシー | 古屋美登里 | 早川書房 |
ブルックリン・フォリーズ | ポール・オースター | 柴田元幸 | 新潮社 |
女が嘘をつくとき | リュドミラ・ウリツカヤ | 沼野恭子 | 新潮社 |
トガニ 幼き瞳の告発 | コン・ジヨン | 蓮池薫 | 新潮社 |
心のナイフ (上) 混沌の叫び1 | パトリック・ネス | 金原瑞人/樋渡正人 | 東京創元社 |
心のナイフ (下) 混沌の叫び1 | パトリック・ネス | 金原瑞人/樋渡正人 | 東京創元社 |
流血のサファリ 上・下 | デオン・マイヤー | 大久保寛 | 武田ランダムハウスジャパン |
新人警官の掟 (上) | フェイ・ケラーマン | 吉澤康子 | 東京創元社 |
新人警官の掟 (下) | フェイ・ケラーマン | 吉澤康子 | 東京創元社 |
植物たちの私生活 | 李承雨(イ・スンウ) | 金順姫 | 藤原書店 |
エラリー・クイーンの災難 | エドワード・D. ホック ほか | 飯城勇三 | 論創社 |
フェニキアの至宝を奪え〔上〕 | クライブ・カッスラー | 土屋晃 | 新潮社 |
フェニキアの至宝を奪え〔下〕 | クライブ・カッスラー | 土屋晃 | 新潮社 |
レジェンド―伝説の闘士ジューン&デイ― | マリー・ルー | 三辺律子 | 新潮社 |
追撃の森 | ジェフリー・ディーヴァー | 土屋晃 | 文藝春秋 |
フラワークッキーと春の秘密 | ヴァージニア・ローウェル | 上條ひろみ | 原書房 |
世界を売った男 | 陳浩基(サイモン・チェン) | 玉田誠 | 文藝春秋 |
お茶と探偵11 ミントの香りは危険がいっぱい | ローラ・チャイルズ | 東野さやか | 武田ランダムハウスジャパン |
謎のトマ | モーリス・ブランショ | 篠沢秀夫 | 中央公論新社 |
アルプス高地での戦い―ラミュ小説集 | シャルル=フェルディナン・ラミュ | 佐原隆雄 | 国書刊行会 |
ブルックリン | コルム・トビーン | 栩木伸明 | 白水社 |
星々のあいだの孤島 | フォルツ&ダールトン | 嶋田洋一 | 早川書房 |
アルフハイムのゲーム | ジャスティナ・ロブソン | 和爾桃子 | 早川書房 |
特捜部Q―Pからのメッセージ― | ユッシ・エーズラ・オールスン | 吉田薫・福原美穂子 | 早川書房 |
ベヒモス クラーケンと潜水艦 | スコット・ウエスターフェルド | 小林美幸 | 早川書房 |
湿地 | アーナルデュル・インドリダソン | 柳沢由実子 | 東京創元社 |
晩夏の犬 | コナー・フィッツジェラルド | 加賀山卓朗 | ヴィレッジブックス |
玄天 第一巻 白虎 | カイリー・チャン | 石川 ミカ | バベルプレス |
深い疵 | ネレ・ノイハウス | 酒寄進一 | 東京創元社 |
バラッド──妖精のミューズに捧げる物語詩── | マギー・スティーフベーター | 武富博子 | 東京創元社 |
女の二十四時間 | シュテファン・ツヴァイク | 辻ひかる ※「ひかる」は王へんに星 /大久保和郎 | みすず書房 |
北のジャングルで~極東ロシア・アムールの動物たち | フセーヴォロド・P・シソーエフ | 岡田和也 | 未知谷 |
ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突 | アマーラ・ラクース | 栗原俊秀 | 未知谷 |
人類の故郷 | H・G・フランシス | 嶋田洋一 | 早川書房 |
ラスト・グッドマン(上下) | A・J・カジンスキー | 岩澤雅利 | 早川書房 |
ナタリー | ダヴィド・フェンキノス | 中島さおり | 早川書房 |
少年は残酷な弓を射る 上・下 | ライオネル・シュライヴァー | 光野 多惠子、真喜志 順子、堤 理華 | イーストプレス |
この声が届く先 | S・J・ローザン | 直良和美 | 東京創元社 |
吊るされた女 | キャロル・オコンネル | 務台夏子 | 東京創元社 |
ゴースト・ハント | H・R・ウェイクフィールド | 鈴木克昌・他 | 東京創元社 |
迷宮の淵から | ヴァル・マクダーミド | 横山啓明 | 集英社 |
ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂 | マーギー・プロイス | 金原瑞人 | 集英社 |
2012年7月10日火曜日
2012年上半期に出版された翻訳小説リスト(暫定版一覧)
版元さんにご協力をお願いして、上半期に出された翻訳小説(初訳のみ)の一覧を作成してみました。 随時加筆修正しながら、内容紹介なども追加していきたいと思います。 ※奥付の発行日順に並んでいます。
2012/7/10修正メモ
・『地図集』(河出書房新社)『世界を売った男』(文藝春秋)追加
・『夢宮殿』(東京創元社)は初訳じゃないので新訳・復刊コーナーに(後日作成)
2012/7/11修正メモ
・サムコ・ターレ『墓地の書』(松籟社)、カルロス・フエンテス『澄みわたる大地』(現代企画室)を追加 光文社古典新訳文庫のマシャード・ジ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』は新訳・復刊コーナーに
2012/7/12修正メモ
・勉誠出版《コレクション中国同時代小説》第1期5冊、李承雨(イ・スンウ)『植物たちの私生活』(藤原書店)、ク・ヒョソ『長崎パパ』(クオン)、『エラリー・クイーンの災難』(論創社)、『ジェンナ 奇跡を生きる少女』(メアリ・E・ピアソン・作、三辺律子・訳 小学館)を追加
・レーモン・クノー『ルイユから遠く離れて』(水声社)を追加
2012/7/10修正メモ
・『地図集』(河出書房新社)『世界を売った男』(文藝春秋)追加
・『夢宮殿』(東京創元社)は初訳じゃないので新訳・復刊コーナーに(後日作成)
2012/7/11修正メモ
・サムコ・ターレ『墓地の書』(松籟社)、カルロス・フエンテス『澄みわたる大地』(現代企画室)を追加 光文社古典新訳文庫のマシャード・ジ・アシス『ブラス・クーバスの死後の回想』は新訳・復刊コーナーに
2012/7/12修正メモ
・勉誠出版《コレクション中国同時代小説》第1期5冊、李承雨(イ・スンウ)『植物たちの私生活』(藤原書店)、ク・ヒョソ『長崎パパ』(クオン)、『エラリー・クイーンの災難』(論創社)、『ジェンナ 奇跡を生きる少女』(メアリ・E・ピアソン・作、三辺律子・訳 小学館)を追加
・レーモン・クノー『ルイユから遠く離れて』(水声社)を追加
タイトル | 著者 | 訳者 | 出版社 |
---|---|---|---|
デッド・オア・アライヴ 3 | トム・クランシー | 田村源二 | 新潮社 |
デッド・オア・アライヴ 3 | トム・クランシー | 田村源二 | 新潮社 |
黒猫ルーイとロマンス作家の秘密 | キャロル・ネルソン・ダグラス | 甲斐理恵子 | 武田ランダムハウスジャパン |
贋作に明日はない |
ヘイリー・リンド | 岩田佳代子 | 東京創元社 |
ラメント──妖精の騎士に捧げる哀歌── |
マギー・スティーフベーター | 武富博子 | 東京創元社 |
分子変形能力者の基地 | H・G・エーヴェルス | 五十嵐洋 | 早川書房 |
冬の眠り | アン・マイクルズ | 黒原敏行 | 早川書房 |
夢の賜物 | スーザン・ソンタグ | 木幡和枝 | 河出書房新社 |
ジーヴスとねこさらい (ウッドハウス・コレクション) | P・G・ウッドハウス | 森村たまき | 国書刊行会 |
プロゴルファー リーの事件スコア2 悪夢の優勝カップ | アーロン&シャーロット・エルキンズ | 寺尾まち子 | 集英社 |
アダムス再登場 | クナイフェル&ヴルチェク | 赤坂桃子 | 早川書房 |
彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート | ジャック・キャンベル | 月岡小穂 | 早川書房 |
パーフェクト・ハンター(上下) | トム・ウッド | 熊谷千寿 | 早川書房 |
アイアン・ハウス | ジョン・ハート | 東野さやか | 早川書房 |
ロスト・シティ・レディオ | ダニエル・アラルコン | 藤井光 | 新潮社 |
死の扉 | レオ・ブルース | 小林晋 | 東京創元社 |
裏返しの男 |
フレッド・ヴァルガス | 田中千春 | 東京創元社 |
火焔の鎖 | ジム・ケリー | 玉木亨 | 東京創元社 |
農耕詩 | クロード・シモン | 芳川泰久 | 白水社 |
パラダイスの幻影 | フランシス&ヴルチェク | 嶋田洋一 | 早川書房 |
エラスムスの迷宮 | C・L・アンダースン | 小野田和子 | 早川書房 |
脱出空域 | トマス・W・ヤング | 公手成幸 | 早川書房 |
粛清 | ソフィ・オクサネン | 上野元美 | 早川書房 |
冬の灯台が語るとき | ヨハン・テオリン | 三角和代 | 早川書房 |
第六ポンプ | パオロ・バチガルピ | 中原尚哉・金子浩 | 早川書房 |
欲望の裏通り(カイロ三部作) | ナギーブ・マフフーズ | 塙治夫 | 国書刊行会 |
罪悪 |
フェルディナント・フォン・シーラッハ | 酒寄進一 | 東京創元社 |
時は老いをいそぐ | アントニオ・タブッキ | 和田忠彦 | 河出書房新社 |
知りすぎた犬 |
キャロル・リーア・ベンジャミン | 阿部里美 | 東京創元社 |
魔法の代償〈上〉 |
マーセデス・ラッキー | 細美遙子 | 東京創元社 |
魔法の代償〈下〉 |
マーセデス・ラッキー | 細美遙子 | 東京創元社 |
野蛮なやつら | ドン・ウィンズロウ | 東江一紀 | 角川書店 |
河・岸(かわぎし) | 蘇童 | 飯塚 容 | 白水社 |
ヘルプ 心がつなぐストーリー | キャスリン・ストケット | 栗原百代 | 集英社 |
中性子星の呪縛 | クルト・マール | 嶋田洋一 | 早川書房 |
月曜日のリスはさびしい(上下) | カトリーヌ・パンコール | 高野優(監訳)・臼井美子 | 早川書房 |
残念な日々 | ディミトリ・フェルフ | 長山さき | 新潮社 |
夢宮殿 |
イスマイル・カダレ | 村上光彦 | 東京創元社 |
顔をなくした男〔上〕 | ブライアン・フリーマントル | 戸田裕之 | 新潮社 |
顔をなくした男〔下〕 | ブライアン・フリーマントル | 戸田裕之 | 新潮社 |
主婦に捧げる犯罪 書下ろしミステリ傑作選 | クリスティン・マシューズ(編) | 田口俊樹 | 武田ランダムハウスジャパン |
〈朝食のおいしいB&B4〉海賊の秘宝と波に消えた恋人 | カレン・マキナニー | 上條ひろみ | 武田ランダムハウスジャパン |
明日は遠すぎて | チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ | くぼた」のぞみ | 河出書房新社 |
コンセプトの大祭典 | マール&フォルツ | 林啓子 | 早川書房 |
ミステリアス・ショーケース | デイヴィッド・ゴードン・他 | 早川書房編集部・編 | 早川書房 |
サクソンの司教冠 |
ピーター・トレメイン | 甲斐萬里江 | 東京創元社 |
修道院の第二の殺人 |
アランナ・ナイト | 法村里絵 | 東京創元社 |
マシューズ家の毒 |
ジョージェット・ヘイヤー | 猪俣美江子 | 東京創元社 |
ミラー衛星衝突〈上〉 |
ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 東京創元社 |
ミラー衛星衝突〈下〉 |
ロイス・マクマスター・ビジョルド | 小木曽絢子 | 東京創元社 |
ガラス世界 | ダールトン&フランシス | 五十嵐洋 | 早川書房 |
王都の二人組 | マイケル・J・サリヴァン | 矢口悟 | 早川書房 |
リスボンへの夜行列車 | パスカル・メルシエ | 浅井晶子 | 早川書房 |
居心地の悪い部屋 | ブライアン・エヴンソンほか | 岸本佐知子 | 角川書店 |
〈優しい幽霊7〉ディミティおばさまと貴族館の脅迫状 | ナンシー・アサートン | 朝月千晶 | 武田ランダムハウスジャパン |
極北 | マーセル・セロー | 村上春樹 | 中央公論新社 |
灰色の季節をこえて | ジェラルディン・ブルックス | 高山真由美 | 武田ランダムハウスジャパン |
結婚は殺人の現場 |
エレイン・ヴィエッツ | 中村有希 | 東京創元社 |
仮面の貴族〈1〉 |
ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
仮面の貴族〈2〉 |
ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
仮面の貴族〈3〉 |
ロビン・ホブ | 鍛治靖子 | 東京創元社 |
早熟な夢想家 | フランシス&エーヴェルス | 渡辺広佐 | 早川書房 |
若き少尉の初陣 | グレアム・シャープ・ポール | 金子浩 | 早川書房 |
夜のサーカス | エリン・モーゲンスターン | 宇佐川晶子 | 早川書房 |
アイ・コレクター | セバスチャン・フィツェック | 小津薫 | 早川書房 |
サイバラバード・デイズ | イアン・マクドナルド | 下楠昌哉・中村仁美 | 早川書房 |
アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う | ゲイル・キャリガー | 川野靖子 | 早川書房 |
キラー・エリート | ラヌルフ・ファインズ | 横山啓明 | 早川書房 |
俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 | ゾーシチェンコ | ロシア文学翻訳グループ クーチカ | 群像社 |
通信教育探偵ファイロ・ガッブ | エリス・パーカー・バトラー | 平山雄一 | 国書刊行会 |
ロブロィエクの娘 | マウゴジャタ・ムシェロヴィチ | 田村和子 | 未知谷 |
死を哭く鳥 エリカ&パトリック事件簿 | カミラ・レックバリ | 富山クラーソン陽子 | 集英社 |
ラール人の逃避行 | クナイフェル&ヴルチェク | 赤坂桃子 | 早川書房 |
マイクロワールド(上下) | M・クライトン&R・プレストン | 酒井昭伸 | 早川書房 |
LAヴァイス | トマス・ピンチョン | 栩木玲子+佐藤良明 | 新潮社 |
ナンシーの謎の手紙 |
キャロリン・キーン | 渡辺庸子 | 東京創元社 |
技師は数字を愛しすぎた 【新版】 | ボワロ&ナルスジャック | 大久保和郎 | 東京創元社 |
迷走パズル | パトリック・クェンティン | 白須清美 | 東京創元社 |
殺す鳥 |
ジョアンナ・ハインズ | 神林美和 | 東京創元社 |
フランクを始末するには |
アントニー・マン | 玉木亨 | 東京創元社 |
ティンカーズ | ポール・ハーディング | 小竹由美子 | 白水社 |
暴行 | ライアン・デイヴィッド・ヤーン | 田口俊樹 | 新潮社 |
信じてほしい | ピーター・レナード | 濱野大道 | 武田ランダムハウスジャパン |
アトリックス・ウルフの呪文書 |
パトリシア・A・マキリップ | 原島文世 | 東京創元社 |
連環宇宙 |
ロバート・チャールズ・ウィルスン | 茂木健 | 東京創元社 |
野性の蜜 キローガ短編集成 | オラシオ・キローガ | 甕由己夫 | 国書刊行会 |
ぼくが逝った日 | ミシェル・ロスタン | 田久保麻理 | 白水社 |
最終要塞タイタン | エーヴェルス&マール | 増田久美子 | 早川書房 |
月面の聖戦 1 下士官の使命 | ジャック・キャンベル | 月岡小穂 | 早川書房 |
ボーンシェイカー ぜんまい仕掛けの都市 | シェリー・プリースト | 市田泉 | 早川書房 |
尋問請負人 | マーク・アレン・スミス | 山中朝晶 | 早川書房 |
ワン・デイ(上下) | デイヴィッド・ニコルズ | 川副智子 | 早川書房 |
死せる獣 殺人捜査課シモンスン | ロデ&セーアン・ハマ | 松永りえ | 早川書房 |
夜明け (カイロ三部作) | ナギーブ・マフフーズ | 塙治夫 | 国書刊行会 |
ワールズ・エンド | マーク・チャドボーン | 木村京子 | 国書刊行会 |
プロゴルファー リーの事件スコア3 邪悪なグリーン | アーロン&シャーロット・エルキンズ | 寺尾まち子 | 集英社 |
バルディオク | マール&フォルツ | 五十嵐洋 | 早川書房 |
アンサンブル | サラ・パレツキー | 山本やよい | 早川書房 |
いばらの秘剣 1 竜の玉座 | タッド・ウィリアムズ | 金子司 | 早川書房 |
森の奥へ | ベンジャミン・パーシー | 古屋美登里 | 早川書房 |
ブルックリン・フォリーズ | ポール・オースター | 柴田元幸 | 新潮社 |
女が嘘をつくとき | リュドミラ・ウリツカヤ | 沼野恭子 | 新潮社 |
トガニ 幼き瞳の告発 | コン・ジヨン | 蓮池薫 | 新潮社 |
心のナイフ〈上〉 混沌の叫び1 |
パトリック・ネス | 金原瑞人/樋渡正人 | 東京創元社 |
心のナイフ〈下〉 混沌の叫び1 |
パトリック・ネス | 金原瑞人/樋渡正人 | 東京創元社 |
流血のサファリ〈上・下〉 | デオン・マイヤー | 大久保寛 | 武田ランダムハウスジャパン |
新人警官の掟〈上〉 |
フェイ・ケラーマン | 吉澤康子 | 東京創元社 |
新人警官の掟〈下〉 |
フェイ・ケラーマン | 吉澤康子 | 東京創元社 |
フェニキアの至宝を奪え〔上〕 | クライブ・カッスラー | 土屋晃 | 新潮社 |
フェニキアの至宝を奪え〔下〕 | クライブ・カッスラー | 土屋晃 | 新潮社 |
レジェンド 伝説の闘士ジューン&デイ | マリー・ルー | 三辺律子 | 新潮社 |
追撃の森 | ジェフリー・ディーヴァー | 土屋晃 | 文藝春秋 |
〈お茶と探偵11〉ミントの香りは危険がいっぱい | ローラ・チャイルズ | 東野さやか | 武田ランダムハウスジャパン |
謎のトマ | モーリス・ブランショ | 篠沢秀夫 | 中央公論新社 |
アルプス高地での戦い ラミュ小説集 | シャルル=フェルディナン・ラミュ | 佐原隆雄 | 国書刊行会 |
ブルックリン | コルム・トビーン | 栩木伸明 | 白水社 |
星々のあいだの孤島 | フォルツ&ダールトン | 嶋田洋一 | 早川書房 |
アルフハイムのゲーム | ジャスティナ・ロブソン | 和爾桃子 | 早川書房 |
特捜部Q Pからのメッセージ | ユッシ・エーズラ・オールスン | 吉田薫・福原美穂子 | 早川書房 |
ベヒモス クラーケンと潜水艦 | スコット・ウエスターフェルド | 小林美幸 | 早川書房 |
湿地 |
アーナルデュル・インドリダソン | 柳沢由実子 | 東京創元社 |
深い疵 |
ネレ・ノイハウス | 酒寄進一 | 東京創元社 |
バラッド──妖精のミューズに捧げる物語詩── |
マギー・スティーフベーター | 武富博子 | 東京創元社 |
北のジャングルで 極東ロシア・アムールの動物たち | フセーヴォロド・P・シソーエフ | 岡田和也 | 未知谷 |
ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突 | アマーラ・ラクース | 栗原俊秀 | 未知谷 |
人類の故郷 | H・G・フランシス | 嶋田洋一 | 早川書房 |
ラスト・グッドマン(上下) | A・J・カジンスキー | 岩澤雅利 | 早川書房 |
ナタリー | ダヴィド・フェンキノス | 中島さおり | 早川書房 |
この声が届く先 | S・J・ローザン | 直良和美 | 東京創元社 |
吊るされた女 |
キャロル・オコンネル | 務台夏子 | 東京創元社 |
ゴースト・ハント |
H・R・ウェイクフィールド | 鈴木克昌・他 | 東京創元社 |
迷宮の淵から | ヴァル・マクダーミド | 横山啓明 | 集英社 |
ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂 | マーギー・プロイス | 金原瑞人 | 集英社 |
2012年3月15日木曜日
なんと「an・an」に!
「an・an」2012年3月21号にTwitter文学賞の記事が掲載されました!
国内海外各3位までにランクインした本の紹介や結果発表会の様子など1ページ。
まさか「an・an」で「ノゾカジ」(大森望さんのファッション)がクローズアップされるとは(笑)。
ナマで「ノゾカジ」をご覧になりたい方は、ぜひ3月25日のイベントへ!
国内部門第1位の津原泰水さんとメッタ斬りコンビのトークショーが開催されます。
日時 3月25日(日)16:00〜
場所 オリオン書房ノルテ店
入場料 500円
ご予約、お問い合わせは下記URLをご参照ください。
http://www.orionshobo.com/topix/story.php?page=3&id=1958
国内海外各3位までにランクインした本の紹介や結果発表会の様子など1ページ。
まさか「an・an」で「ノゾカジ」(大森望さんのファッション)がクローズアップされるとは(笑)。
ナマで「ノゾカジ」をご覧になりたい方は、ぜひ3月25日のイベントへ!
国内部門第1位の津原泰水さんとメッタ斬りコンビのトークショーが開催されます。
日時 3月25日(日)16:00〜
場所 オリオン書房ノルテ店
入場料 500円
ご予約、お問い合わせは下記URLをご参照ください。
http://www.orionshobo.com/topix/story.php?page=3&id=1958
2012年2月27日月曜日
結果発表会の様子
2月22日結果発表会の様子です。アルマジロひだかさんが撮影してくださいました。
「大人力」でおなじみのコラムニスト、石原壮一郎さんの事務所をお借りしました。ちゃぶだいを囲んで、収録開始。大森望さんのシャツが注目を集めてました。
順位のボードと1位に輝いた2作品。
著者の津原泰水さんとジュノ・ディアスさんにはアルマジロひだかさん制作のかわいい編みぐるみトロフィーが授与されます。
Twitter文学賞の発起人・トヨザキ社長。
投票者のみなさん、場所を貸してくださっただけではなく手品まで披露してくださった石原さん、出演者のみなさん、中継してくださったタカギさん&ヨースケさん、編みぐるみの制作からデータのhtml化まで協力してくださったアルマジロひだかさん、集計やボードづくりを担当してくれたノリコ、はち、藤井くん、ありがとうございました!!
第3回Twitter文学賞でまたお会いできたら幸いです。
「大人力」でおなじみのコラムニスト、石原壮一郎さんの事務所をお借りしました。ちゃぶだいを囲んで、収録開始。大森望さんのシャツが注目を集めてました。
順位のボードと1位に輝いた2作品。
著者の津原泰水さんとジュノ・ディアスさんにはアルマジロひだかさん制作のかわいい編みぐるみトロフィーが授与されます。
Twitter文学賞の発起人・トヨザキ社長。
投票者のみなさん、場所を貸してくださっただけではなく手品まで披露してくださった石原さん、出演者のみなさん、中継してくださったタカギさん&ヨースケさん、編みぐるみの制作からデータのhtml化まで協力してくださったアルマジロひだかさん、集計やボードづくりを担当してくれたノリコ、はち、藤井くん、ありがとうございました!!
第3回Twitter文学賞でまたお会いできたら幸いです。
2012年2月23日木曜日
国内部門第1位・津原泰水さんからの謝辞
第2回Twitter文学賞で見事1位に輝いた『11 eleven』(河出書房新社)。著者の津原泰水さんよりいただいた謝辞です。
津原さん、転載の許可をくださり、ありがとうございます!
津原さん、転載の許可をくださり、ありがとうございます!
謝辞
読者絶対主義を標榜してきた者にとりまして、たいへん名誉な賞を賜りました。謹んで拝受します。
ただ申し訳なくも、子供の頃から一度として賞を授かったことがないものですから、頭の中に、こういう瞬間の喜びの回路が形成されておりません。未だ現実感もありません。
受賞は本人以上に両親が喜ぶものとも伝え聞きますが、残念ながら共にこの世の人ではありません。
したがいましてこの受賞を、「ひたすら精進せよ」との読者からの御叱咤と捉えますこと、ひとつお許しください。そう考えますと、すこし気が楽になります。
ひねくれ者と笑われてしまいそうですが、「真の受賞者は読者」との想いも、また禁じえません。
気が遠くなるほど長い年月にわたり、無冠の作家を支持し続けてくださいました皆様に、あらためて敬意を表させてください。無数の立派な友人に囲まれた、幸運な人生を、ありがとうございます。
震災直後の、精神的にも物資の面でも厳しい状況において、果敢に本づくりを押し進めてくださった皆様に深謝します。
「読者による文学賞」の設立と維持に尽力なさってきた皆様に、一人の小説読者として深謝します。
ツイッター文学賞に相応しく、最後に独り言をつぶやかせてください。
「お祖母さん、お父さん、お母さん、冠をいただきました。有難う御座います」
では、仕事に戻ります。二〇一二年二月吉日 津原泰水拝
第2回Twitter文学賞投票結果
第2回Twitter文学賞の結果が発表になりました! 投票してくださったみなさま、結果発表座談会を視聴してくださったみなさま、ありがとうございます!!
全投票データをhtmlにしました(2月25日)。
協力:アルマジロひだか
国内部門
http://chiko.main.jp/tb_award/jtb2_2.html
海外部門
http://chiko.main.jp/tb_award/wtb2_3.html
※IEでも文字が切れないように修正いたしました(2月27日)
<トップ10 国内>
1位 『11 eleven』津原泰水(河出書房新社)
2位 『こちらあみ子』今村夏子(筑摩書房)
3位 『これはペンです』円城塔(新潮社
4位 『雪の練習生』多和田葉子(新潮社)
5位 『舟を編む』三浦しをん(光文社)
6位 『ワーカーズ・ダイジェスト』津村記久子(集英社)
7位 『人質の朗読会』小川洋子(中央公論新社)
8位 『ジェノサイド』高野和明(角川書店)
8位 『マザーズ』金原ひとみ(新潮社)
9位 『なずな』堀江敏幸(集英社)
9位 『開かせていただき光栄です』皆川博子(早川書房)
10位 『きつねのつき』北野勇作(河出書房新社)
<トップ10 海外>
1位 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス(新潮社)
2位 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン・フォア(NHK出版)
3位 『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ(東京創元社)
4位 『紙の民』サルバドール・プラセンシア(白水社)
5位 『アニマルズ・ピープル』インドラ・シンハ(早川書房)
6位 『忘れられた花園』ケイト・モートン(東京創元社)
6位 『ねじまき少女』パオロ・バチガルピ(早川書房)
6位 『ソーラー』イアン・マキューアン(新潮社)
7位 『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン(早川書房)
8位 『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア(新潮社)
8位 『短くて恐ろしいフィルの時代』ジョージ・ソーンダーズ(角川書店)
8位 『アンダー・ザ・ドーム』スティーヴン・キング(文藝春秋)
8位 『ミステリウム』エリック・マコーマック(国書刊行会)
9位 『都市と都市』チャイナ・ミエヴェル(早川書房)
9位 『チボの狂宴』マリオ・バルガス=リョサ(作品社)
10位 『アンダーワールドUSA』ジェイムズ・エルロイ(文藝春秋)
10位 『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ(白水社)
結果発表座談会
協力:タカギタイキチロウ
全投票データをhtmlにしました(2月25日)。
協力:アルマジロひだか
国内部門
http://chiko.main.jp/tb_award/jtb2_2.html
海外部門
http://chiko.main.jp/tb_award/wtb2_3.html
※IEでも文字が切れないように修正いたしました(2月27日)
<トップ10 国内>
1位 『11 eleven』津原泰水(河出書房新社)
2位 『こちらあみ子』今村夏子(筑摩書房)
3位 『これはペンです』円城塔(新潮社
4位 『雪の練習生』多和田葉子(新潮社)
5位 『舟を編む』三浦しをん(光文社)
6位 『ワーカーズ・ダイジェスト』津村記久子(集英社)
7位 『人質の朗読会』小川洋子(中央公論新社)
8位 『ジェノサイド』高野和明(角川書店)
8位 『マザーズ』金原ひとみ(新潮社)
9位 『なずな』堀江敏幸(集英社)
9位 『開かせていただき光栄です』皆川博子(早川書房)
10位 『きつねのつき』北野勇作(河出書房新社)
<トップ10 海外>
1位 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』ジュノ・ディアス(新潮社)
2位 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン・フォア(NHK出版)
3位 『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ(東京創元社)
4位 『紙の民』サルバドール・プラセンシア(白水社)
5位 『アニマルズ・ピープル』インドラ・シンハ(早川書房)
6位 『忘れられた花園』ケイト・モートン(東京創元社)
6位 『ねじまき少女』パオロ・バチガルピ(早川書房)
6位 『ソーラー』イアン・マキューアン(新潮社)
7位 『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン(早川書房)
8位 『メモリー・ウォール』アンソニー・ドーア(新潮社)
8位 『短くて恐ろしいフィルの時代』ジョージ・ソーンダーズ(角川書店)
8位 『アンダー・ザ・ドーム』スティーヴン・キング(文藝春秋)
8位 『ミステリウム』エリック・マコーマック(国書刊行会)
9位 『都市と都市』チャイナ・ミエヴェル(早川書房)
9位 『チボの狂宴』マリオ・バルガス=リョサ(作品社)
10位 『アンダーワールドUSA』ジェイムズ・エルロイ(文藝春秋)
10位 『ブエノスアイレス食堂』カルロス・バルマセーダ(白水社)
結果発表座談会
協力:タカギタイキチロウ
2012年2月4日土曜日
TOKYO FM「Blue Ocean」に生出演!
トヨザキ社長が2月6日(月)、TOKYO FM「Blue Ocean」に生出演!
Twitter文学賞についてお話しする予定です。
AM8:40〜9:40の1時間のうちの3〜4パートだそうです。ぜひお聴きください。
Twitter文学賞についてお話しする予定です。
AM8:40〜9:40の1時間のうちの3〜4パートだそうです。ぜひお聴きください。
2012年2月3日金曜日
千代田区立日比谷図書文化館に!
千代田区立日比谷図書文化館にTwitter文学賞のコーナーをつくっていただきました!3階図書フロアのブルーゾーンというところです。
詳しい投票方法も紹介されていますし、去年の結果もわかります。
2011年に出た新刊小説も並べてあります。
他にも「フィンランドの子どもとポストカード展」とか、都市をテーマにした展示とか、いろいろおもしろいコーナーがありました。お近くのかたはぜひ覗いてみてください。
詳しい投票方法も紹介されていますし、去年の結果もわかります。
2011年に出た新刊小説も並べてあります。
他にも「フィンランドの子どもとポストカード展」とか、都市をテーマにした展示とか、いろいろおもしろいコーナーがありました。お近くのかたはぜひ覗いてみてください。
2012年1月23日月曜日
第2回Twitter文学賞 海外小説リスト
投票準備企画のときにみなさんから寄せられた面白かった新刊小説、海外版です。【2/4〜2/12】の本投票の参考にご覧下さい。下半期の面白かった本情報は1月31日まで #tb海外 で募集中ですので、随時更新していきます。
『チボの狂宴』 マリオ・バルガス=リョサ 八重樫 克彦、八重樫 由貴子 作品社 2010/12/25(奥付は2011年)
『死刑囚』 アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム ヘレンハルメ 美穂 武田ランダムハウスジャパン 1/8/11
『ミステリウム』 エリック・マコーマック 増田 まもる 国書刊行会 1/25/11
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』 ジュノ・ディアス 都甲 幸治、久保 尚美 新潮社 2011/2
『ソーラー』 イアン・マキューアン 村松 潔 新潮社 2011/2
『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』 サーシャ・スタニシチ 浅井 晶子 白水社 2/11/11
『ポータブル文学小史』 エンリーケ・ビラ=マタス 木村 榮一 平凡社 2/15/11
『青の寝室 激情に憑かれた愛人たち』 ジョルジュ・シムノン 長島 良三 河出書房新社 2/17/11
『忘れられた花園(上・下)』 ケイト・モートン 青木 純子 東京創元社 2/18/11
『夜の真義を』 マイケル・コックス 越前 敏弥 文藝春秋 3/8/11
『二流小説家』 デイヴィッド・ゴードン 青木 千鶴 早川書房 3/10/11
『ドクター・ラット』 ウィリアム・コッツウィンクル 内田 昌之 河出書房新社 2011/3/16
『アニマルズ・ピープル』インドラ・シンハ 谷崎 由依 早川書房 3/25
『ヴァレンタインズ』 オラフ・オラフソン 岩本 正恵 白水社 4/6/11
『私たち崖っぷち(上・下)』 ジョシュア・フェリス 篠森 ゆりこ 河出書房新社 2011/4/23
『殺人感染(上・下)』 スコット・シグラー 夏来 健次 扶桑社 4/27/11
『アンダー・ザ・ドーム(上・下)』 スティーヴン・キング 白石 朗 文藝春秋 4/28/11
『蛙鳴』 莫言 吉田 富夫 中央公論新社 2011/5
『逃亡のガルヴェストン』 ニック・ピゾラット 東野 さやか 早川書房 5/9/11
『ねじまき少女(上・下)』 パオロ・バチガルピ 田中 一江、金子 浩 早川書房 5/20/11
『慈しみの女神たち(上・下)』 ジョナサン・リテル 菅野 昭正、星埜 守之、篠田 勝英、有田 英也 集英社 5/26/11
『星の光、いまは遠く(上・下)』 ジョージ・R・R・マーティン 酒井 昭伸 早川書房 6/5/11
『憎鬼』 デイヴィッド・ムーディ 風間 賢二 武田ランダムハウスジャパン 6/11/11
『犯罪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄 進一 東京創元社 6/11/11
『菜食主義者』 ハン・ガン きむ ふな cuon 6/15/11
『ダールグレン(1・2)』 サミュエル・R・ディレイニー 大久保 譲 国書刊行会 6/22/11
『ウルフ・ホール(上・下)』 ヒラリー・マンテル 宇佐川 晶子 早川書房 7/8/11
『アンダーワールドUSA(上・下)』 ジェイムズ・エルロイ 田村 義進 文藝春秋 7/22/11
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 ジョナサン・サフラン・フォア 近藤 隆文 NHK出版 7/26/11
『紙の民』 サルバドール・プラセンシア 藤井 光 白水社 7/26/11
『ネザーランド』 ジョセフ・オニール 古屋 美登里 早川書房 8/25/11
『エドガー・ソーテル物語』 デイヴィッド・ロブレスキー 金原 瑞人 NHK出版 8/25/11
『エージェント6(上・下)』 トム・ロブ スミス 田口 俊樹 新潮社 8/28/11
『探偵術マニュアル』 ジェデダイア・ベリー 黒原 敏行 東京創元社 8/30/11
『ティエンイの物語』 フランソワ・チェン 辻 由美 みすず書房 9/10/11
『プランク・ダイヴ 』グレッグ・イーガン 鷲尾 直広 早川書房 9/22/11
『奇跡なす者たち』 ジャック・ヴァンス 浅倉 久志、酒井昭伸 国書刊行会 9/26/11
『装飾庭園殺人事件』 ジェフ・ニコルスン 風間 賢二 扶桑社 9/29/11
『メモリー・ウォール』 アンソニー ドーア 岩本 正恵 新潮社 2011/10
『ブエノスアイレス食堂』 カルロス・バルマセーダ 柳原 孝敦 白水社 10/8/11
『リナ』 姜 英淑 吉川 凪 現代企画室 10/28/11
『怪物はささやく』 パトリック・ネス 池田 真紀子 あすなろ書房 11/7/11
『第七階層からの眺め』 ケヴィン・ブロックマイヤー 金子 ゆき子 武田ランダムハウスジャパン 11/17/11
『あの川のほとりで』 ジョン・アーヴィング 小竹 由美子 新潮社 2011/12
『短くて恐ろしいフィルの時代』 ジョージ・ソーンダーズ 岸本 佐知子 角川書店 12/22/11
『愛、ファンタジア』アシア・ジェバール 石川清子 みすず書房
『崖っぷち』フェルナンド・バジェホ 久野量一 松籟社
『チボの狂宴』 マリオ・バルガス=リョサ 八重樫 克彦、八重樫 由貴子 作品社 2010/12/25(奥付は2011年)
『死刑囚』 アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム ヘレンハルメ 美穂 武田ランダムハウスジャパン 1/8/11
『ミステリウム』 エリック・マコーマック 増田 まもる 国書刊行会 1/25/11
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』 ジュノ・ディアス 都甲 幸治、久保 尚美 新潮社 2011/2
『ソーラー』 イアン・マキューアン 村松 潔 新潮社 2011/2
『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』 サーシャ・スタニシチ 浅井 晶子 白水社 2/11/11
『ポータブル文学小史』 エンリーケ・ビラ=マタス 木村 榮一 平凡社 2/15/11
『青の寝室 激情に憑かれた愛人たち』 ジョルジュ・シムノン 長島 良三 河出書房新社 2/17/11
『忘れられた花園(上・下)』 ケイト・モートン 青木 純子 東京創元社 2/18/11
『夜の真義を』 マイケル・コックス 越前 敏弥 文藝春秋 3/8/11
『二流小説家』 デイヴィッド・ゴードン 青木 千鶴 早川書房 3/10/11
『ドクター・ラット』 ウィリアム・コッツウィンクル 内田 昌之 河出書房新社 2011/3/16
『アニマルズ・ピープル』インドラ・シンハ 谷崎 由依 早川書房 3/25
『ヴァレンタインズ』 オラフ・オラフソン 岩本 正恵 白水社 4/6/11
『私たち崖っぷち(上・下)』 ジョシュア・フェリス 篠森 ゆりこ 河出書房新社 2011/4/23
『殺人感染(上・下)』 スコット・シグラー 夏来 健次 扶桑社 4/27/11
『アンダー・ザ・ドーム(上・下)』 スティーヴン・キング 白石 朗 文藝春秋 4/28/11
『蛙鳴』 莫言 吉田 富夫 中央公論新社 2011/5
『逃亡のガルヴェストン』 ニック・ピゾラット 東野 さやか 早川書房 5/9/11
『ねじまき少女(上・下)』 パオロ・バチガルピ 田中 一江、金子 浩 早川書房 5/20/11
『慈しみの女神たち(上・下)』 ジョナサン・リテル 菅野 昭正、星埜 守之、篠田 勝英、有田 英也 集英社 5/26/11
『星の光、いまは遠く(上・下)』 ジョージ・R・R・マーティン 酒井 昭伸 早川書房 6/5/11
『憎鬼』 デイヴィッド・ムーディ 風間 賢二 武田ランダムハウスジャパン 6/11/11
『犯罪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄 進一 東京創元社 6/11/11
『菜食主義者』 ハン・ガン きむ ふな cuon 6/15/11
『ダールグレン(1・2)』 サミュエル・R・ディレイニー 大久保 譲 国書刊行会 6/22/11
『ウルフ・ホール(上・下)』 ヒラリー・マンテル 宇佐川 晶子 早川書房 7/8/11
『アンダーワールドUSA(上・下)』 ジェイムズ・エルロイ 田村 義進 文藝春秋 7/22/11
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 ジョナサン・サフラン・フォア 近藤 隆文 NHK出版 7/26/11
『紙の民』 サルバドール・プラセンシア 藤井 光 白水社 7/26/11
『ネザーランド』 ジョセフ・オニール 古屋 美登里 早川書房 8/25/11
『エドガー・ソーテル物語』 デイヴィッド・ロブレスキー 金原 瑞人 NHK出版 8/25/11
『エージェント6(上・下)』 トム・ロブ スミス 田口 俊樹 新潮社 8/28/11
『探偵術マニュアル』 ジェデダイア・ベリー 黒原 敏行 東京創元社 8/30/11
『ティエンイの物語』 フランソワ・チェン 辻 由美 みすず書房 9/10/11
『プランク・ダイヴ 』グレッグ・イーガン 鷲尾 直広 早川書房 9/22/11
『奇跡なす者たち』 ジャック・ヴァンス 浅倉 久志、酒井昭伸 国書刊行会 9/26/11
『装飾庭園殺人事件』 ジェフ・ニコルスン 風間 賢二 扶桑社 9/29/11
『メモリー・ウォール』 アンソニー ドーア 岩本 正恵 新潮社 2011/10
『ブエノスアイレス食堂』 カルロス・バルマセーダ 柳原 孝敦 白水社 10/8/11
『リナ』 姜 英淑 吉川 凪 現代企画室 10/28/11
『怪物はささやく』 パトリック・ネス 池田 真紀子 あすなろ書房 11/7/11
『第七階層からの眺め』 ケヴィン・ブロックマイヤー 金子 ゆき子 武田ランダムハウスジャパン 11/17/11
『あの川のほとりで』 ジョン・アーヴィング 小竹 由美子 新潮社 2011/12
『短くて恐ろしいフィルの時代』 ジョージ・ソーンダーズ 岸本 佐知子 角川書店 12/22/11
『愛、ファンタジア』アシア・ジェバール 石川清子 みすず書房
『崖っぷち』フェルナンド・バジェホ 久野量一 松籟社
第2回Twitter文学賞 国内小説リスト
投票準備企画のときにみなさんから寄せられた面白かった新刊小説、国内版です。【2/4〜2/12】の本投票の参考にご覧下さい。下半期の面白かった本情報は1月31日まで #tb国内 で募集中ですので、随時更新していきます。
『雪の練習生』 多和田 葉子 新潮社 2011/1/3
『こちらあみ子』今村 夏子 筑摩書房 2011/1/10
『ピースメーカー』 小路 幸也 ポプラ社 2011/1/14
『メロディ・フェア』 宮下 奈都 ポプラ社 2011/1/14
『冬の旅 Wintertime Voyage』 桜井 鈴茂 河出書房新社 2011/1/15
『川あかり』 葉室 麟 双葉社 2011/1/19
『純平、考え直せ』 奥田 英朗 光文社 2011/1/20
『四畳半王国見聞録』 森見 登美彦 新潮社 2011/1/28
『ピエタ』 大島 真寿美 ポプラ社 2011/2/9
『まことの人々』 大森兄弟 河出書房新社 2011/2/9
『人形遣いの影盗み』 三木 笙子 東京創元社 2011/2/11
『ビリジアン』 柴崎 友香 毎日新聞社 2011/2/15
『ポリティコン』 桐野 夏生 文藝春秋 2011/2/15
『自転車冒険記---12歳の助走』 竹内 真 河出書房新社 2011/2/16
『末裔』 絲山 秋子 講談社 2011/2/16
『カササギたちの四季』 道尾 秀介 光文社 2011/2/19
『無花果の実のなるころに』 西條 奈加 東京創元社 2011/2/24
『花桃実桃』 中島 京子 中央公論新社 2011/2/25
『人質の朗読会』 小川 洋子 中央公論新社 2011/2/25
『からまる』 千早 茜 角川書店 2011/2/26
『ばんば憑き』 宮部 みゆき 角川書店 2011/3/1
『麒麟の翼』 東野 圭吾 講談社 2011/3/3
『円卓』 西 加奈子 文藝春秋 2011/3/5
『オジいサン』 京極 夏彦 中央公論新社 2011/3/10
『統ばる島』 池上 永一 ポプラ社 2011/3/11
『三十光年の星たち』 上・下 宮本 輝 毎日新聞社 2011/3/12
『裂』 花村 萬月 講談社 2011/3/18
『かがみのもり (BOOK WITH YOU)』 大崎 梢 光文社 2011/3/19
『リヴァイアサンのセカイ』 チャー スクウェア・エニックス 2011/3/22
『スーサ』 あさのあつこ 徳間書店 2011/3/24
『水の中、光の底』 平田 真夫 東京創元社 2011/3/24
『ワーカーズ・ダイジェスト』 津村 記久子 集英社 2011/3/25
『箱庭図書館』 乙 一 集英社 2011/3/25
『ジェノサイド』 高野 和明 角川書店 2011/3/30
『ユリゴコロ』 沼田 まほかる 双葉社 2011/4/2
『ロマンス』 柳 広司 文藝春秋 2011/4/23
『音楽の在りて』 萩尾 望都 イースト・プレス 2011/4/23
『ヴォイド・シェイパ』 森 博嗣 中央公論新社 2011/4/25
『なずな』 堀江 敏幸 集英社 2011/5/2
『ばらばら死体の夜』 桜庭 一樹 集英社 2011/5/2
『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』 奥泉 光 文藝春秋 2011/5/15
『草の花 俳風三麗花』 三田 完 文藝春秋 2011/5/23
『デカルコマニア』 長野 まゆみ 新潮社 2011/5/31
『絆回廊 新宿鮫X』 大沢 在昌 光文社 2011/6/3
『私のいない高校』 青木 淳悟 講談社 2011/6/14
『11 eleven』 津原 泰水 河出書房新社 2011/6/16
『猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷』 小路 幸也 徳間書店 2011/6/16
『身も心も(テーマ競作小説「死様」)』 盛田隆二 光文社 2011/6/18
『不可能』 松浦 寿輝 講談社 2011/6/22
『ARAKURE あらくれ』 矢作 俊彦+司城 志朗 早川書房 2011/6/23
『そこへ行くな』 井上 荒野 集英社 2011/6/24
『サヴァイヴ』 近藤 史恵 新潮社 2011/6/30
『寒灯』 西村 賢太 新潮社 2011/6/30
『刑事のまなざし』 薬丸 岳 講談社 2011/7/1
『夏のジオラマ』 小路 幸也 集英社 2011/7/5 集英社みい文庫
『我が家の問題』 奥田 英朗 集英社 2011/7/5
『希望』 瀬名 秀明 早川書房 2011/7/8 ハヤカワ文庫JA
『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』 皆川 博子 早川書房 2011/7/15
『MM9 Invasion』 山本 弘 東京創元社 2011/7/21
『鍵のかかった部屋』 貴志 祐介 角川書店 2011/7/26
『紅梅』 津村 節子 文藝春秋 2011/7/26
『ギャングエイジ』 川端 裕人 PHP研究所 2011/7/28
『馬たちよ、それでも光は無垢で』 古川 日出男 新潮社 2011/7/29
『ニキの屈辱』 山崎 ナオコーラ 河出書房新社 2011/8/5
『いい女vs.いい女』 木下 古栗 講談社 2011/8/26
『俳優・亀岡拓次』 戌井 昭人 フォイル 2011/9/1
『漁港の肉子ちゃん』 西 加奈子 幻冬舎 2011/9/5
『舟を編む』 三浦 しをん 光文社 2011/9/17
『塔の中の女』 間宮 緑 講談社 2011/9/21
『機龍警察 自爆条項』 月村 了衛 早川書房 2011/9/22
『これはペンです』 円城 塔 新潮社 2011/9/30
『不愉快な本の続編』 絲山 秋子 新潮社 2011/9/30
『すれちがうとき聴いた歌』 枡野 浩一 リトル・モア 2011/10/8
『0.5ミリ』 安藤 モモ子 幻冬舎 2011/10/26
『かわいそうだね?』 綿矢 りさ 文藝春秋 2011/10/28
『蜩の声』 古井 由吉 講談社 2011/10/28
『しあわせだったころしたように』 佐々木 中 河出書房新社 2011/11/5
『一一一一一』 福永 信 河出書房新社 2011/11/12
『天冥の標V: 羊と猿と百掬の銀河』 小川 一水 早川書房 2011/11/25 ハヤカワ文庫JA
『ゆみに町ガイドブック』 西崎 憲 河出書房新社 2011/11/26
『ワン・モア』 桜木 紫乃 角川書店 2011/11/28
『或るろくでなしの死』 平山 夢明 角川書店 2011/12/22
『王国』中村文則 河出書房新社 2011/10/14
『ハコブネ』村田沙耶香 集英社 2011/11/4
『水底フェスタ』辻村深月 文藝春秋 2011/8/24
『きつねのつき』北野勇作 河出書房新社 2011/8/25
『平成猿蟹合戦図』吉田修一 朝日新聞出版 2011/9/7
『マスカレード・ホテル』東野圭吾 集英社 2011/9/9
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 講談社 2011/10/13
『秘帖・源氏物語 翁ーーOKINA』夢枕獏 角川書店 2011/12/2
『雪の練習生』 多和田 葉子 新潮社 2011/1/3
『こちらあみ子』今村 夏子 筑摩書房 2011/1/10
『ピースメーカー』 小路 幸也 ポプラ社 2011/1/14
『メロディ・フェア』 宮下 奈都 ポプラ社 2011/1/14
『冬の旅 Wintertime Voyage』 桜井 鈴茂 河出書房新社 2011/1/15
『川あかり』 葉室 麟 双葉社 2011/1/19
『純平、考え直せ』 奥田 英朗 光文社 2011/1/20
『四畳半王国見聞録』 森見 登美彦 新潮社 2011/1/28
『ピエタ』 大島 真寿美 ポプラ社 2011/2/9
『まことの人々』 大森兄弟 河出書房新社 2011/2/9
『人形遣いの影盗み』 三木 笙子 東京創元社 2011/2/11
『ビリジアン』 柴崎 友香 毎日新聞社 2011/2/15
『ポリティコン』 桐野 夏生 文藝春秋 2011/2/15
『自転車冒険記---12歳の助走』 竹内 真 河出書房新社 2011/2/16
『末裔』 絲山 秋子 講談社 2011/2/16
『カササギたちの四季』 道尾 秀介 光文社 2011/2/19
『無花果の実のなるころに』 西條 奈加 東京創元社 2011/2/24
『花桃実桃』 中島 京子 中央公論新社 2011/2/25
『人質の朗読会』 小川 洋子 中央公論新社 2011/2/25
『からまる』 千早 茜 角川書店 2011/2/26
『ばんば憑き』 宮部 みゆき 角川書店 2011/3/1
『麒麟の翼』 東野 圭吾 講談社 2011/3/3
『円卓』 西 加奈子 文藝春秋 2011/3/5
『オジいサン』 京極 夏彦 中央公論新社 2011/3/10
『統ばる島』 池上 永一 ポプラ社 2011/3/11
『三十光年の星たち』 上・下 宮本 輝 毎日新聞社 2011/3/12
『裂』 花村 萬月 講談社 2011/3/18
『かがみのもり (BOOK WITH YOU)』 大崎 梢 光文社 2011/3/19
『リヴァイアサンのセカイ』 チャー スクウェア・エニックス 2011/3/22
『スーサ』 あさのあつこ 徳間書店 2011/3/24
『水の中、光の底』 平田 真夫 東京創元社 2011/3/24
『ワーカーズ・ダイジェスト』 津村 記久子 集英社 2011/3/25
『箱庭図書館』 乙 一 集英社 2011/3/25
『ジェノサイド』 高野 和明 角川書店 2011/3/30
『ユリゴコロ』 沼田 まほかる 双葉社 2011/4/2
『ロマンス』 柳 広司 文藝春秋 2011/4/23
『音楽の在りて』 萩尾 望都 イースト・プレス 2011/4/23
『ヴォイド・シェイパ』 森 博嗣 中央公論新社 2011/4/25
『なずな』 堀江 敏幸 集英社 2011/5/2
『ばらばら死体の夜』 桜庭 一樹 集英社 2011/5/2
『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』 奥泉 光 文藝春秋 2011/5/15
『草の花 俳風三麗花』 三田 完 文藝春秋 2011/5/23
『デカルコマニア』 長野 まゆみ 新潮社 2011/5/31
『絆回廊 新宿鮫X』 大沢 在昌 光文社 2011/6/3
『私のいない高校』 青木 淳悟 講談社 2011/6/14
『11 eleven』 津原 泰水 河出書房新社 2011/6/16
『猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷』 小路 幸也 徳間書店 2011/6/16
『身も心も(テーマ競作小説「死様」)』 盛田隆二 光文社 2011/6/18
『不可能』 松浦 寿輝 講談社 2011/6/22
『ARAKURE あらくれ』 矢作 俊彦+司城 志朗 早川書房 2011/6/23
『そこへ行くな』 井上 荒野 集英社 2011/6/24
『サヴァイヴ』 近藤 史恵 新潮社 2011/6/30
『寒灯』 西村 賢太 新潮社 2011/6/30
『刑事のまなざし』 薬丸 岳 講談社 2011/7/1
『夏のジオラマ』 小路 幸也 集英社 2011/7/5 集英社みい文庫
『我が家の問題』 奥田 英朗 集英社 2011/7/5
『希望』 瀬名 秀明 早川書房 2011/7/8 ハヤカワ文庫JA
『開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―』 皆川 博子 早川書房 2011/7/15
『MM9 Invasion』 山本 弘 東京創元社 2011/7/21
『鍵のかかった部屋』 貴志 祐介 角川書店 2011/7/26
『紅梅』 津村 節子 文藝春秋 2011/7/26
『ギャングエイジ』 川端 裕人 PHP研究所 2011/7/28
『馬たちよ、それでも光は無垢で』 古川 日出男 新潮社 2011/7/29
『ニキの屈辱』 山崎 ナオコーラ 河出書房新社 2011/8/5
『いい女vs.いい女』 木下 古栗 講談社 2011/8/26
『俳優・亀岡拓次』 戌井 昭人 フォイル 2011/9/1
『漁港の肉子ちゃん』 西 加奈子 幻冬舎 2011/9/5
『舟を編む』 三浦 しをん 光文社 2011/9/17
『塔の中の女』 間宮 緑 講談社 2011/9/21
『機龍警察 自爆条項』 月村 了衛 早川書房 2011/9/22
『これはペンです』 円城 塔 新潮社 2011/9/30
『不愉快な本の続編』 絲山 秋子 新潮社 2011/9/30
『すれちがうとき聴いた歌』 枡野 浩一 リトル・モア 2011/10/8
『0.5ミリ』 安藤 モモ子 幻冬舎 2011/10/26
『かわいそうだね?』 綿矢 りさ 文藝春秋 2011/10/28
『蜩の声』 古井 由吉 講談社 2011/10/28
『しあわせだったころしたように』 佐々木 中 河出書房新社 2011/11/5
『一一一一一』 福永 信 河出書房新社 2011/11/12
『天冥の標V: 羊と猿と百掬の銀河』 小川 一水 早川書房 2011/11/25 ハヤカワ文庫JA
『ゆみに町ガイドブック』 西崎 憲 河出書房新社 2011/11/26
『ワン・モア』 桜木 紫乃 角川書店 2011/11/28
『或るろくでなしの死』 平山 夢明 角川書店 2011/12/22
『王国』中村文則 河出書房新社 2011/10/14
『ハコブネ』村田沙耶香 集英社 2011/11/4
『水底フェスタ』辻村深月 文藝春秋 2011/8/24
『きつねのつき』北野勇作 河出書房新社 2011/8/25
『平成猿蟹合戦図』吉田修一 朝日新聞出版 2011/9/7
『マスカレード・ホテル』東野圭吾 集英社 2011/9/9
『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子 講談社 2011/10/13
『秘帖・源氏物語 翁ーーOKINA』夢枕獏 角川書店 2011/12/2
2012年1月19日木曜日
第2回Twitter文学賞開催!
【投票の方法】
奥付が2011年1月1日から2011年12月31 日の国内の新作小説、海外の初訳小説(文庫落ちや復刊は不可)からもっとも面白いと思った作品を各1作挙げてください。※文字主体のフィクション 戯曲、詩歌、エッセイ、絵本は対象外です。
投票は1人1作まで。純文学、エンターテインメントのジャンルの別は問いません。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、半角スペースをあけてから半角で、国内の場合は「#jtb2」、海外の場合は「#wtb2」を記してツイートしてください。
※ハッシュタグをつけても反映されない場合は@tb_awardまでリプライをお願いします。
【ツイート例】
円城塔『これはペンです』(新潮社) #jtb2
ジョセフ・オニール『ネザーランド』(早川書房) #wtb2
【投票期間】
2012年2月4日~2月12日
【発表】
2012年2月22日(予定)
結果を受けて、石井千湖・大森望・佐々木敦・杉江松恋・豊崎由美による座談会を、当日USTREAM配信する予定です。
奥付が2011年1月1日から2011年12月31 日の国内の新作小説、海外の初訳小説(文庫落ちや復刊は不可)からもっとも面白いと思った作品を各1作挙げてください。※文字主体のフィクション 戯曲、詩歌、エッセイ、絵本は対象外です。
投票は1人1作まで。純文学、エンターテインメントのジャンルの別は問いません。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、半角スペースをあけてから半角で、国内の場合は「#jtb2」、海外の場合は「#wtb2」を記してツイートしてください。
※ハッシュタグをつけても反映されない場合は@tb_awardまでリプライをお願いします。
【ツイート例】
円城塔『これはペンです』(新潮社) #jtb2
ジョセフ・オニール『ネザーランド』(早川書房) #wtb2
【投票期間】
2012年2月4日~2月12日
【発表】
2012年2月22日(予定)
結果を受けて、石井千湖・大森望・佐々木敦・杉江松恋・豊崎由美による座談会を、当日USTREAM配信する予定です。
2012年1月10日火曜日
Twitter文学賞【やってみようと思った気持ち】豊崎由美
わたくしトヨザキは、投票による民主的なランクづけには元々懐疑派でした。
というのも、本屋大賞に顕著なのですが、そこそこ本を読んでいる人たちによる人気投票は、とんでもなくだめな作品はランクインできないという見識の高さを示すと同時に、しかし、先鋭的な作品もはじいてしまうという無難なつまらなさを露呈してしまうからです。
ところが2009年末、「読んでいいともガイブンの輪!」(わたしが偶数月にやっている海外文学に特化したトークイベント)の参考にするため、Twitterで「今年読んで面白かったガイブン」の投票を募ったところ、「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ベストミステリー」よりもずっと刺激的な結果が出たんです(こちらを参照 )。これはおそらく、わたしをフォローしてくださってる約1万人の方が、「そこそこ本を読む人」ではなく「すごく本が好き」な方だったからではないか。だとしたら、その皆さんを中心にして投票を募ったら、もしかすると「このミス」や「文春」や「本屋大賞」とは違う結果が生まれるかもしれない。そう思って、「Twitter文学賞」を立ち上げてみようと思ったんです。
なぜ海外・国内それぞれの投票を1人1作に限るルールにしたかといえば、これは「このミス」の投票方式を反面教師にしました。「このミス」では自分にとって1位・2位・3位の作品とその理由を挙げるという投票の形をとっていますが、このやり方だと、大勢の人が3位に名前を挙げた作品が、まんべんなく点数を獲得し、結果1位になりかねない。つまり、比較的無難な作品が上位にランクインしがちなんです。
というわけで、「Twitter文学賞」では、1作しか挙げてはいけないルールを設けました。たった1作のタイトルしか挙げられないのは苦しいと思います。わたしも苦しいです。でも、その苦しい選択を乗り越えて挙げるたったひとつのタイトルの価値は重い。わたしは、その重さこそが何よりも大事と考える者です。
これまでにも、ネット投票による文学賞はいくつか存在しましたので目新しさには欠けるかもしれません。ですが、エンターテインメントと純文学を同じ俎上にのせ、かつ国内篇と海外篇を設ける賞はこれが初めてと認識しています。投票は国内小説だけでも、海外小説だけでも、両方でもけっこうです。ぜひ、あなたの「この1作」を教えてください。みんなで、これまでにない面白い文学賞を作っていきましょう!
豊崎由美
※「書評王の島」より転載
というのも、本屋大賞に顕著なのですが、そこそこ本を読んでいる人たちによる人気投票は、とんでもなくだめな作品はランクインできないという見識の高さを示すと同時に、しかし、先鋭的な作品もはじいてしまうという無難なつまらなさを露呈してしまうからです。
ところが2009年末、「読んでいいともガイブンの輪!」(わたしが偶数月にやっている海外文学に特化したトークイベント)の参考にするため、Twitterで「今年読んで面白かったガイブン」の投票を募ったところ、「このミステリーがすごい!」や「週刊文春ベストミステリー」よりもずっと刺激的な結果が出たんです(こちらを参照 )。これはおそらく、わたしをフォローしてくださってる約1万人の方が、「そこそこ本を読む人」ではなく「すごく本が好き」な方だったからではないか。だとしたら、その皆さんを中心にして投票を募ったら、もしかすると「このミス」や「文春」や「本屋大賞」とは違う結果が生まれるかもしれない。そう思って、「Twitter文学賞」を立ち上げてみようと思ったんです。
なぜ海外・国内それぞれの投票を1人1作に限るルールにしたかといえば、これは「このミス」の投票方式を反面教師にしました。「このミス」では自分にとって1位・2位・3位の作品とその理由を挙げるという投票の形をとっていますが、このやり方だと、大勢の人が3位に名前を挙げた作品が、まんべんなく点数を獲得し、結果1位になりかねない。つまり、比較的無難な作品が上位にランクインしがちなんです。
というわけで、「Twitter文学賞」では、1作しか挙げてはいけないルールを設けました。たった1作のタイトルしか挙げられないのは苦しいと思います。わたしも苦しいです。でも、その苦しい選択を乗り越えて挙げるたったひとつのタイトルの価値は重い。わたしは、その重さこそが何よりも大事と考える者です。
これまでにも、ネット投票による文学賞はいくつか存在しましたので目新しさには欠けるかもしれません。ですが、エンターテインメントと純文学を同じ俎上にのせ、かつ国内篇と海外篇を設ける賞はこれが初めてと認識しています。投票は国内小説だけでも、海外小説だけでも、両方でもけっこうです。ぜひ、あなたの「この1作」を教えてください。みんなで、これまでにない面白い文学賞を作っていきましょう!
豊崎由美
※「書評王の島」より転載
2012年1月5日木曜日
Twitter文学賞投票準備企画のお知らせ
あけましておめでとうございます。
お正月休みが終わったかたも多いと思います。
いよいよ、第2回Twitter文学賞の投票が2月にせまってまいりました。
夏に上半期の情報は集めましたが、2011年下半期に出た新刊小説の情報を集めたいと思います!
読んでおもしろかった本をどんどんつぶやいてください。
以下にログを保存します。
http://favolog.org/tb_award
奥付が2011年7月1日から2011年12月31日の国内・海外小説(単行本の文庫化は除く)から、読んで面白いと思った作品を挙げてください。
小説でさえあればジャンルの別は問いません。ランキングは出しませんので、ひとり何作でも挙げてくださってけっこうです。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、簡単に感想を書き、スペースをあけてから国内の場合は「#tb国内」、海外の場合は「#tb海外」を記してツイートしてください。※tbは半角でお願いします。
※ハッシュタグをつけても反映されない場合は @tb_award までリプライをお願いします。
【ツイート例】
青木淳悟『私のいない高校』(講談社)これまで読んだ中で、もっとも不可解な小説。 #tb国内
マイケル・コックス『夜の真義を』(文藝春秋)歴史小説マニアも恋愛小説ファンも夢中になれる、これはリベンジ小説の傑作です。 #tb海外
【収集期間】
2011年1月5日~1月31日
お正月休みが終わったかたも多いと思います。
いよいよ、第2回Twitter文学賞の投票が2月にせまってまいりました。
夏に上半期の情報は集めましたが、2011年下半期に出た新刊小説の情報を集めたいと思います!
読んでおもしろかった本をどんどんつぶやいてください。
以下にログを保存します。
http://favolog.org/tb_award
奥付が2011年7月1日から2011年12月31日の国内・海外小説(単行本の文庫化は除く)から、読んで面白いと思った作品を挙げてください。
小説でさえあればジャンルの別は問いません。ランキングは出しませんので、ひとり何作でも挙げてくださってけっこうです。
著者名『作品名』(出版社)を記した後、簡単に感想を書き、スペースをあけてから国内の場合は「#tb国内」、海外の場合は「#tb海外」を記してツイートしてください。※tbは半角でお願いします。
※ハッシュタグをつけても反映されない場合は @tb_award までリプライをお願いします。
【ツイート例】
青木淳悟『私のいない高校』(講談社)これまで読んだ中で、もっとも不可解な小説。 #tb国内
マイケル・コックス『夜の真義を』(文藝春秋)歴史小説マニアも恋愛小説ファンも夢中になれる、これはリベンジ小説の傑作です。 #tb海外
【収集期間】
2011年1月5日~1月31日
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